多可赤十字病院がTOKIUMインボイスを導入
兵庫県の多可赤十字病院が、請求書処理の効率化を図るために株式会社TOKIUMの請求書受領クラウド「TOKIUMインボイス」を導入したことが報じられました。この導入により、同病院は請求書処理にかかる時間を半分に短縮し、業務プロセスの改善を実現しています。
導入の背景
多可赤十字病院では、月間約200件もの請求書が届き、その9割以上が紙の書類であったため、請求書の受け取りやデータ入力の手作業が大きな負担となっていました。特に、請求書情報をエクセルに入力した後に会計システムへ再度入力する必要があり、この過程だけでも約2日を要することが多かったのです。
また、請求書が未着の場合には、電話での催促を行う必要があり、場合によってはFAXでの送付依頼をするなどと、手間のかかる作業が増加してしまいました。この一連の業務の煩雑さが、業務負担の増加や月次処理の遅れを招いていたのです。
TOKIUMの選定理由
TOKIUMの導入が決定した背景には、同社が提供するインボイスシステムが、紙の請求書の受領ならびにデータ化を代行してくれる点がありました。これにより、受け取りの手間や入力の負担を大幅に軽減できると評価されました。また、WEBダウンロード形式の請求書にも対応しており、これによって全ての請求書をクラウド上で一元的に管理できることも大きなメリットとなりました。これにより、請求処理の進捗がリアルタイムで可視化され、業務もスムーズに進むのです。
さらに、取引先が請求書を直接アップロードできるため、郵送の遅延が発生した場合でも迅速に対応できる点も選定の重要な理由の一つでした。また、柔軟なシステム構成が、医療系の会計システムとのスムーズな連携も実現しました。
多可赤十字病院 会計課長の話
多可赤十字病院の会計課長、近井伸介氏は次のようにコメントしています。
「請求書の受領から仕訳データの作成、会計システムへの連携がスムーズになり、手入力の負担が減少したことで、業務時間は約半分に短縮されました。電子化により過去の仕訳情報を簡単に参照できるようになったことで、定型的な請求や毎月定期的な取引の処理が効率化され、またネット環境さえあれば在宅での業務も可能になり、出勤できない状況でも問題なく業務を遂行できます。今後は業務の引き継ぎを容易にするためのマニュアルの作成にも力を入れていく予定です。」
多可赤十字病院の概要
多可赤十字病院は、1945年設立の医療機関で、病院長は梶本和宏氏が務めています。兵庫県多可郡多可町に位置し、地域医療に貢献しています。公式ウェブサイトは
こちらです。
株式会社TOKIUMについて
一方、株式会社TOKIUMは、支出に関する情報を一元管理し、様々なDXサービスを提供しています。請求書受領クラウド「TOKIUMインボイス」や、経費精算クラウド「TOKIUM経費精算」など、多彩なサービスを展開しています。設立は2012年で、代表取締役は黒﨑賢一氏です。情報の最適化を追求し、ビジネスの革新に役立つテクノロジーを提供しているのです。詳細は公式ウェブサイト(
こちら)から確認いただけます。
まとめ
多可赤十字病院のTOKIUMインボイス導入は、請求書処理の時間と労力を大幅に削減することに成功しました。今後、こうしたクラウドサービスの活用が、医療機関の業務効率化にどのように寄与するかが、注目されることでしょう。