琉球大学病院におけるITインフラの革新
沖縄県宜野湾市に位置する琉球大学病院は、県内唯一の大学病院として多様な医療サービスを提供しており、最近、シュナイダーエレクトリックによるトータルITインフラソリューションを導入しました。この新しいシステムは、サーバールームの効率化と省エネを実現し、より良い医療サービスの提供を支えます。
新病院サーバールームの革新ポイント
新しい病院のサーバールームは、最大限のラック数を実現するために設計され、従来のサーバー管理における問題点を克服しています。旧病院のサーバーは複数の部屋に分散しており、その結果、管理が煩雑であったり、冷却の効率も悪かったことから、約100台もの個別のUPSが無駄に設置されていました。これが電気の過剰消費を招く要因ともなっていました。
新しいシステムでは、これらの課題をシュナイダーエレクトリックが提案した画期的なソリューションで解決。HACS(Hot Aisle Containment System)を導入することで、ラックの冷却効率を高め、同時に省スペース化と電力コストの削減を実現しました。これにより、サーバーラックをひとまとめにして効率的な冷却が可能になりました。
省電力化と管理効率の向上
電源面でも大きな改善がなされました。これまでバラバラに設置されていたUPSを集約型UPS「Symmetra™ PX」に統一することで、電力容量が最適化され、全体の管理負担を軽減しました。この統合により、各ラックの状態をリアルタイムで監視する「EcoStruxure™ IT DataCenter Expert」や、ラック内の温湿度を計測する「NetBotz」が活用され、効率的な運用が実現されました。
新病院の役割と未来の展望
琉球大学病院は新しい施設を通じて、より高度な医療体制の確立を目指しています。620床という規模で、沖縄県内の救急医療体制を強化することが期待されています。また、シュナイダーエレクトリックのITインフラの革新が、今後の医療サービス向上にどれほど寄与するかが注目されています。
シュナイダーエレクトリックは「Life Is On」を掲げ、持続可能なエネルギーと資源の有効活用を目指しています。これによって、琉球大学病院だけでなく、他地域でも経済性と効率的な運用を実現する道を示しています。今後の更なる発展が楽しみです。
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詳細についてはシュナイダーエレクトリックの公式ウェブサイトをご覧ください。
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