板橋区と巣鴨信用金庫の新たな協力関係
2023年9月5日、東京都板橋区は巣鴨信用金庫と「地域住民等の見守り・地域づくりに関する協定」を締結しました。この協定は、地域の住民が安心して長く暮らせる環境を整えるために、区と民間事業者が協力して活動を行うことを目的としています。
協定の背景と目的
坂本区長は、協定締結式において「区として、見守りや地域づくりに関する様々な課題に対応していく必要がある」と述べ、巣鴨信用金庫との連携を通じて、「東京で一番住みたくなるまち」を実現する意欲を示しました。近年、少子高齢化が進む中で、地域住民の安全と福祉を支えるための取り組みが急務となっており、民間企業との協力が重要なカギとなります。
協定の具体的な取り組み
新たに締結された協定には以下のような取り組みが盛り込まれています:
1.
ゆるやかな見守り活動の実施
日常業務の中で無理のない範囲で地域住民を見守り、異変を察知した際には区に連絡します。
2.
地域活動支援
介護予防や高齢者に向けた情報提供など、地域での活動を支援します。
3.
消費者被害の防止
日常業務の中で消費者保護を図り、必要な場合には消費者センターを紹介します。
4.
認知症への支援
認知症についての正しい知識を学び、必要な支援を行います。
5.
第2層協議体への協力
板橋区内で開催される支え合い会議に参加し、その活動に貢献します。
既存の取り組みとの連携
板橋区では、民生委員や町会、警察、消防など多くの機関と連携してきました。これまでの活動には、高齢者の見守りや児童・障がい者の虐待防止、行方不明者の捜索などが含まれます。今回の協定により、これらの取り組みは民間事業者の協力を得てさらに強化され、より効果的な見守り活動が実現します。
未来の地域づくりを目指して
板橋区は令和6年9月1日現在、既に9社の企業と同様の協定を結んでおり、今後もさらに民間企業との連携を深める予定です。地域住民が安心して暮らせる環境の構築に向けて、板橋区と巣鴨信用金庫の取り組みが大いに期待されます。
この協定が地域社会への福祉の向上に繋がり、結果としてすべての住民が安心して生活できるまちの実現に寄与することを願っています。
連絡先
この取り組みに関する問い合わせは、板橋区おとしより保健福祉センターまでどうぞ。 téléphone: 03-5970-1114