新たに登場したInfiniCloudのプライベートクラウドアプライアンス
InfiniCloud株式会社が発表した「InfiniCloud® Private Cloud Appliance(以下、InfiniCloud® PCA)」は、2025年3月から市場に投入される予定です。この製品は、企業がオンプレミス環境で安全にクラウドを利用できるよう設計されており、特にVMwareからのスムーズな移行をサポートしています。
プライベートクラウドの必要性
クラウドサービスの普及が続く中、セキュリティや内部でのソフトウェア利用の観点から、企業は依然としてオンプレミスでの仮想化基盤運用に関心を持ち続けています。特に、円安や海外インフレといった外部要因が海外製品に影響を与える中で、VMwareなどから移行を考える企業が増えてきています。
このような背景を踏まえ、InfiniCloudは自社のプライベートクラウドサービス「High Response Private Cloud 6Gf」をベースにした「InfiniCloud® PCA」を開発しました。これにより、国内で安定したコストモデルを提供し、企業に安心をもたらすことが目指されています。
InfiniCloud® PCAの特徴
スムーズな移行を実現
InfiniCloud® PCAを導入することで、企業は既存のVMwareから即座に仮想マシンを1つずつ移設できます。短時間でのダウンタイムを実現し、オフラインマイグレーションにも対応しているため、安全かつ容易にVMwareから乗り換えが可能です。
コストの安定化
国内でパッケージ化されたInfiniCloud® PCAは、為替変動や海外インフレの影響を受けにくいコストモデルを採用し、設備やサポートコストを抑えることができます。そのため、企業は長期的なコスト安定を実現できます。
ターンキーソリューション
このアプライアンスは、導入後すぐに利用可能で、ネットワークスイッチの付属モデルもあります。高パフォーマンスでの運用が可能なため、導入後すぐにヴァーチャルマシンの移設が行えます。
ハイパーバイザーの優れた性能
InfiniCloud® PCAは、2007年からの経験を活かし開発されたハイパーバイザー「InfiniCloud® HV」を搭載しています。このハイパーバイザーは、エンタープライズ向けに特化した設計が施されており、CPUスケジューラやメモリマネージャの調整、ハードウェアデバイスの最適化を行っています。XenとKVMの両方に対応しているため、エンタープライズの様々なニーズに応えることができます。
将来的な展望
InfiniCloudは、今後もプライベートクラウドサービスを強化し、技術をパートナーと共有することを重視しています。また、データ活用を中心にDXを推進することで、より多くのユースケースに対応していく計画です。今後、ストレージを分離した3 Tierモデルの提供も予定しているため、運用スタイルに応じた柔軟な拡張が可能です。
サポート体制
インフラスの運用を支えるため、さまざまなサポートプランが用意されています。ハードウェア故障時のセンドバックモデルや、迅速に支援を行うオンサイト対応もあり、国内拠点を通じたサポートで企業のニーズに応えます。
セミナー開催のお知らせ
この新製品に関する詳細は、2025年1月31日に開催されるセミナー「限定セミナー・技術的観点からみるVMware移行の実際」で発表されます。オンラインと東京秋葉原の会場で行われ、参加は無料です。
参考リンク
InfiniCloud株式会社は、今後も企業のニーズに応えるクラウドソリューションを提供し続けます。