新しい顧客データの活用を可能にするBrazeの新プラットフォーム
カスタマーエンゲージメントプラットフォームのリーダー、Braze株式会社が、最新の顧客エンゲージメント基盤『Braze Data Platform』を発表しました。このプラットフォームは、企業が顧客データをより効率的に活用できるように設計されており、リアルタイムに顧客の行動に応じた対応が可能です。
カスタマーエンゲージメントの重要性
デジタル化が急速に進む現代において、企業は顧客との関係構築がより一層重要になってきています。顧客の行動や期待が急速に変化する中、企業はリアルタイムで一貫した体験を提供し、長期的な信頼関係を築く必要があります。そのためには、効果的なデータの活用が欠かせません。
『Braze Data Platform』の特徴
Brazeが新たに発表した『Braze Data Platform』は、主に以下の3つの特徴を持っています。
1.
データ統合:様々なソースからのデータをリアルタイムで統合し、企業は迅速に情報を得ることができます。これにはSDK、API、ネイティブコネクタを使用しており、多次元のデータを柔軟に接続できます。
2.
データ活用:統合されたデータを活用し、マルチチャネルでのパーソナライズ施策を可能にします。顧客一人ひとりに適したアプローチが実現でき、エンゲージメントを一層深めることができます。
3.
データ連携:PDCA(Plan-Do-Check-Action)をスムーズに行うためのデータ基盤を提供し、アナリティクスとの連携を簡素化します。
このプラットフォームは、世界中で150以上のパートナー企業と連携しており、多様なユースケースに合わせたソリューション連携を強化しています。これにより、企業はデータを柔軟かつ高度に活用し、効率的なマーケティング施策を実施できます。
Yappliとの連携によるノーコードの実現
特に注目したいのは、Yappliとの連携です。このパートナーシップにより、ノーコードでのマーケティングが実現します。企業はYappliが提供するノーコードアプリ開発プラットフォームを利用し、Brazeのエンゲージメント基盤と組み合わせることで、アプリ開発から運用まで一貫したプロセスを構築できます。
Shopifyとの統合でEC体験を変革
さらに、Shopifyとの統合により、EC市場でも定評を得ているBrazeのプラットフォームが、購買データやトラフィック情報をリアルタイムで分析し、顧客行動に即したアクションを自動で行うことが可能になります。これにより、顧客との接点がより強固になり、エンタープライズ規模での顧客体験の最適化が実現します。
効率的な顧客エンゲージメントの新時代
Braze代表の水谷篤尚氏は、今回の発表において「企業が顧客に基づいたビジネス変革を実現するための戦略的なインフラです」と述べています。顧客データの中心に据えたエコシステム戦略により、日本企業のマーケティングの持続的成長を支えていきたいと意気込みを示しました。
まとめ
『Braze Data Platform』は単なるAPI統合にとどまらず、データ活用の新しいスタイルを提供します。この革新的なプラットフォームを活用することで、企業は顧客との関係を一時的な取引から長期的な信頼関係へと深化させることができ、日本のマーケティングシーンに大きな変革をもたらすことになるでしょう。企業の成長とともに、顧客との深い絆を築くための新しい道筋が開かれることに期待が高まります。