武蔵野大学が発表した「SDGs活動白書2019 - 2024」
武蔵野大学(東京都江東区)は、2019年から2024年にかけて展開してきたSDGs(持続可能な開発目標)推進活動を網羅的にまとめた「武蔵野大学SDGs活動白書2019 - 2024」を制作し、同大学の公式ウェブサイトで公開しました。この白書は、地域社会や企業との協働を通じて、大学がどのように持続可能な社会の実現に貢献しているかを視覚的に示すものです。
白書の概要と構成
この白書は全80ページにわたり、以下の5つの主要テーマに沿って構成されています。
1. SDGs推進体制の構築と運営
- - 武蔵野大学は、「武蔵野大学SDGs実行宣言」を全学版として制定し、SDGsに関する特設サイトを開設。各学部が独自に「SDGs実行宣言」を策定し、具体的な成果を出しています。特設サイトには、これらの取り組みが分かりやすくまとめられています。
2. SDGsに関する授業・カリキュラムの展開
- - 大学は、全学共通科目として「SDGs基礎」を設置し、探究型授業を展開しています。「SDGsの基礎~みずから学ぶ世界の課題」という教材も発刊され、学生が実際に学びながらSDGsの重要性を理解できる環境を整えています。
3. 学生・教職員によるプロジェクト事例の紹介
- - 学生と教職員が協力して行ったSDGsに関する教育の実践例を紹介し、その成果を具体的に示しています。また、「Musashino SDGs Award」を通じて、優れたプロジェクトを表彰し、次世代のリーダーの育成にも力を入れています。
4. 地域社会・企業との連携活動
- - 地域社会や企業とのコラボレーションを強化するためのフィールド・スタディーズの実践例も紹介。これにより、実際の社会課題に対する理解を深める取り組みが進められています。さらに、「武蔵野大学学外学修アワード」といった新たなイニシアチブも発表されています。
5. 今後の展望と課題
- - 武蔵野大学は、今後の展望として「武蔵野大学しあわせ研究所」の設立を挙げています。この研究所では、より多様なパートナーと連携し、SDGs達成に向けた新たな挑戦を推進することで、持続可能な社会の実現に向けた具体的なアクションを今後も展開していく予定です。
SDGs活動白書へのアクセス
この白書はオンラインで閲覧またはダウンロードが可能で、以下のリンクからアクセスできます。
武蔵野大学について
武蔵野大学は1924年に設立され、現在では13学部21学科、13大学院研究科、通信教育部を有し、学生数は13,000人を超える総合大学に成長しています。特に、今後の100周年を見据えてクリエイティブな人材の育成を進めるために、データサイエンス学部やアントレプレナーシップ学部、サステナビリティ学科の開設など、革新的な教育プログラムを導入しています。2024年にはウェルビーイング学部も開設予定で、さらなる変革を目指しています。
詳しくは、武蔵野大学の公式サイトをご覧ください:
武蔵野大学HP