関西大学の新ブランドスローガンが策定されました
関西大学が新たに制定したブランドスローガン「関大には、人がいる。」は、大学の未来を探求するための取り組みの一環として誕生しました。本スローガンは、総勢26名の学生による「学生広報チーム」によって構想され、大学全体の意見を集めるというプロセスを経て決定されました。
スローガン策定の背景
このスローガン策定に向けた第一歩は、2014年12月の「学生広報チーム」の結成でした。学生たちは、教員や職員に対してアンケートを実施し、大学への期待や意見を集める作業を開始しました。この調査には649名が参加し、多様な視点を反映する結果が得られました。
学内アンケートから見えた関西大学の魅力
アンケート結果からは、関西大学の魅力が浮き彫りになりました。
- - 多様な価値観の尊重: 学生や教職員が「多様な学生の中で経験や価値観に触れ合い、お互いに影響し合えること」を魅力として挙げたのは、各々が異なるバックグラウンドを持つためです。教員では82.6%、学生でも64.0%がこの意見に同意しました。
- - フレンドリーな環境: 関西ならではの明るい人柄が育まれる環境も好評で、教職員からは91.3%、学生からは63.7%がこの魅力を支持しています。これは大阪特有の文化に根差した温かさと言えるでしょう。
- - 主体性の育成: また、自由な環境で自己表現できることも評価され、教員78.3%、学生60.9%がこの点に満足しています。
スローガンに込められた思い
このスローガンは、関西大学が重視する「人」に焦点を当てています。「人」が集まることで、豊かな学びが生まれ、個々が成長していくという信念が表現されています。成功や実績も大切ですが、最も重要なのは「人」の存在であると考えています。関大の「人」らしく、明るさと思いやりを持って、周囲にポジティブな影響を与えられるような学生や教職員を育てることが目標です。
今後の展開
新スローガンを基に、さまざまなコミュニケーション施策が実施されます。具体的には、ポスターを通じた関西大学の「人」を紹介していき、新たに生まれるブランドサイトも4月1日に開設予定です。さらに、卒業生へのメッセージを新聞に掲載し、より広く人々にダイナミックな関西大学の姿を伝えていきます。
結論
関西大学が目指すのは、単なる学問の場ではなく、心温まるコミュニティの形成です。様々な人々が互いに影響を与え合い、切磋琢磨する環境は、これからも多くの学生に選ばれることでしょう。スローガン「関大には、人がいる。」を胸に、変わり続ける関西大学の今後から目が離せません。