大七×クリヨン日本酒イベント
2023-09-29 17:02:34
パリの高級ホテルで日本酒イベント開催! 大七酒造とオテル・ドゥ・クリヨンの歴史的コラボ
パリで実現した、日本酒とフランス料理の奇跡のコラボレーション
1909年創業、フランスを代表する高級ホテル「オテル・ドゥ・クリヨン」。この由緒あるホテルで、日本の日本酒をフィーチャーした、前代未聞のイベントが開催されました。日本の老舗酒造「大七酒造」とのコラボレーションにより実現したこのイベントは、日本酒の世界進出を象徴する出来事と言えるでしょう。
オテル・ドゥ・クリヨンの日本酒への熱い想い
オテル・ドゥ・クリヨンでは、2017年のリニューアルオープンを機に、フランスにおける日本酒の権威であるグザヴィエ・チュイザ氏をソムリエ長に迎え、日本酒をワインと同様に扱うという革新的な取り組みをスタートしました。それ以来、厳選された日本酒をワインリストに掲載し、フランス料理とのマリアージュを提供。世界中の美食家たちを魅了し続けています。特に大七酒造の日本酒は、その品質の高さと伝統的な醸造方法から、クリヨンのソムリエ長であるチュイザ氏から高い評価を得ており、今回のイベントでも中心的な役割を果たしました。
イベント内容:五感を満たす日本酒体験
今回のイベントは、チュイザ氏による特別ディナーや、ホテル内の各レストランで展開される日本酒を使った様々なメニューが特徴です。
1. チュイザ氏による特別ディナーイベント:
「Exclusive Encounters with Xavier Thuizat」と題されたこのディナーでは、大七酒造の代表的な日本酒4種と梅酒1種が、フランス料理との完璧なマリアージュを披露。大七酒造社長太田英晴氏も同席し、日本の伝統と技術を伝える貴重な機会となりました。
2. ミシュラン一つ星レストラン「レクラン」:
ミシュラン一つ星を獲得したガストロノミーレストラン「レクラン」では、大七酒造の「純米生酛CLASSIC」に合うように特別に考案されたフォアグラ料理を提供。さらに、酒粕を使った特製バターとパンも提供され、日本酒の風味を存分に堪能できます。
3. オールデイ・ダイニング「ジャルダン・ディヴェール」:
「ジャルダン・ディヴェール」では、大七酒造の生酛純米酒ベースの梅酒を使ったアフタヌーンティーが提供されました。優雅な空間で、日本酒の新たな魅力を発見できるでしょう。
4. バー「レ・ザンバサドゥール」:
ホテルのミクソロジーチームが、大七酒造の「真桜」を使ったオリジナルカクテルを創作。洗練されたカクテルで、日本酒のモダンな一面を味わうことができます。
5. フレンチ・グリル・レストラン「ノノス&コメスティブル」:
「ノノス&コメスティブル」では、大七酒造の「箕輪門」と生牡蠣の組み合わせが提供されました。酒粕入りのバターとパンも添えられ、シンプルながらも奥深い味わいを堪能できます。
大七酒造の伝統と革新
1752年創業の大七酒造は、伝統的な「生酛造り」を貫きながら、現代の技術も取り入れ、常に進化を続ける酒造メーカーです。昭和天皇陛下即位式典の御用酒に選ばれたことや、全国清酒品評会での受賞歴など、輝かしい歴史を誇ります。近年では、食との調和を重視した日本酒造りに力を入れており、国内外から高い評価を得ています。
グザヴィエ・チュイザ氏:日本酒を世界へ繋ぐ架け橋
オテル・ドゥ・クリヨンのソムリエ長であるグザヴィエ・チュイザ氏は、2022年のフランス最優秀ソムリエに選出された実力者。フランス国家最優秀職人章(MOF)を受章しており、日本酒造青年協議会が定める「酒サムライ」の称号も持つ、まさに日本酒のエキスパートです。彼の情熱と知識が、今回のイベントを成功へと導きました。
まとめ
このイベントは、単なる日本酒の試飲会ではありませんでした。それは、日本の伝統とフランスの美食文化が融合した、まさに芸術作品と言えるでしょう。大七酒造とオテル・ドゥ・クリヨンのコラボレーションは、日本酒の世界進出を加速させる、大きな一歩となるに違いありません。
会社情報
- 会社名
-
大七酒造株式会社
- 住所
- 福島県二本松市竹田1丁目66
- 電話番号
-
0243-23-0007