新生・原宿クエストの開発が始動！表参道と奥原宿を結ぶ新たな魅力創出へ

新たな都市の魅力を創造する「原宿クエスト」

原宿に新たな魅力を提供する「新生・原宿クエスト」の開発がいよいよスタート。ここでは、表参道と奥原宿を結ぶ新たなアプローチが試みられ、独特の文化を持つエリアとしての魅力があふれる商業施設が期待されています。このプロジェクトは、NTT都市開発によるもので、「ウィズ原宿」に続く新たなステージとして、2025年春の開業を目指しています。

背景と目的

新生・原宿クエストの開発の背景には、原宿の個性的な文化と多様性を活かした街づくりが存在しています。2020年に開業した「ウィズ原宿」は、JR原宿駅周辺から竹下通りへの人の流れを生み出しました。この取り組みがもたらしたのは、表通りの賑わいと奥の静けさとが共存する新しい原宿の魅力の発見です。

「原宿クエスト」は、この流れをさらに進め、表参道に面したフラッグシップストアを誘致することで、世界中から訪れる人々に新たな体験を提供することを目指しています。敷地内には、奥原宿へと歩いて行ける道を設け、地域の自社所有物件をうまく活用し、緑豊かで楽しく歩ける場所を創出していきます。

施設の特色

新生・原宿クエストは、地上6階、地下1階の7フロアから成る複合商業施設で、低層棟と高層棟から成り立っています。特に魅力的なのは、高層棟の最上階に設置されるテラス。ここからは明治神宮、代々木公園、さらには表参道のケヤキ並木を一望できる特別な空間が広がります。

「Re: HARAJUKU CULTURE」というコンセプトのもと、多様な店舗が集まり、個性的な表現を楽しむことができる場所として育てていきたい思いが込められています。訪れる人が刺激的な体験を通じて、クリエイティブに触れる場を提供することを目指しています。

建築デザインのこだわり

このプロジェクトのデザインを手がけるのは、国際的に評価される建築事務所OMA。重松象平氏が関与し、表参道側にはアイコニックな外観が計画されています。この外観は、透明性と垂直感に重点を置き、訪れる人に強く印象付けることでしょう。一方で、奥原宿側には小さな店舗や広場、アートスケープが配置されており、二つの側面を持つ街作りが提案されています。

サステイナブルな街づくりへの挑戦

また、ランドスケープデザインを担当する平賀達也氏は、明治神宮の植生を反映した植栽計画を設けています。この取り組みにより、原宿の自然環境と調和した、持続可能な街を実現していくことが求められています。

次世代アーティストとの連携

開業までの期間中、次世代のアーティストとのコラボレーションも展開されます。その一つとして、アーティストbaanai氏による原宿の象徴的なアート作品が生まれる予定です。これにより、さらに多様な文化を発信する場所として成長していくことが期待されています。

今後のスケジュール

「原宿クエスト」の開発は、2021年には旧施設が閉館され、2022年から新築工事に入り、2025年春を予定に竣工・開業を迎える運びです。原宿を訪れる人々にとって、期待の新名所が誕生することになるでしょう。

この新たな原宿の地に、新しい歴史が刻まれる瞬間が待ち遠しいです。私たちはその進化を見守り、未来の原宿を楽しみにしています。