日鉄ソリューションズが導入した「exaBase IRアシスタント」
株式会社Exa Enterprise AIが提供する「exaBase IRアシスタント」が日鉄ソリューションズ株式会社(以下、NSSOL)によって導入されました。この新しい業務特化型生成AIサービスは、NSSOLのIR部門で業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、価値の高い情報を開示する体制を構築する手助けをしています。
背景と導入の目的
市場における競争が激化する中、企業は株主や投資家とのコミュニケーションを強化することが求められています。NSSOLでは、機関投資家やアナリストとの接触を重視し、国内外で約180回のIRミーティングを行っています。また、四半期ごとに決算説明会を開催し、積極的に情報発信を行っています。しかし、限られたリソースの中でこれらを効率的に実施するためには、業務の効率化が急務となっていました。
そこで、IR業務に特化した生成AIの導入が決定され、「exaBase IRアシスタント」が選ばれました。このツールの導入により、IR担当者の面談議事録の作成が効率化され、より価値のある業務にリソースを集中させることが可能になります。今後もNSSOLは生成AIを各業務領域に広げていく計画です。
ウェビナーの開催
さらに、NSSOLでは2025年3月4日に、IR業務の変革についてのウェビナーを開催する予定です。このウェビナーでは、IR部門の抱える課題、exaBase IRアシスタントの導入経緯、導入後の効果や展望を具体事例とともに紹介します。参加者はオンラインで参加可能で、URLから申し込みが可能です。
ウェビナー申し込みリンク
Exa Enterprise AIと実績
exaBase IRアシスタントは2023年10月に正式リリースされ、すでに多数の上場企業で採用されています。具体的には、JR東日本、村田製作所、豊田合成などの企業で導入が進んでおり、生成AI大賞2024ではグランプリを受賞した実績もあります。これにより、IRを含む各部門で効率的な業務運営が進められています。
さらなる発展に向けた取り組み
Exa Enterprise AIでは、「exaBase IRアシスタント」のさらなる機能強化を予定しており、IR専門家のリソースを最大限に活用する具体的な施策を計画しています。また、各業界代表企業とのパートナーシップも模索しており、トライアル利用に興味を持つ企業は、問い合わせ先に連絡することが求められています。これにより、日本の情報開示基準を高め、株主総会業務やIR領域の更なる効率化を図っていく方針です。
まとめ
日鉄ソリューションズのIR業務における「exaBase IRアシスタント」の導入は、同社がデジタル時代に対応するための一環です。これにより、IRプロセスはより効率的になり、株主との関係が深化することが期待されます。今後もAIの進化と共に、IR業務はますます高度化していくことでしょう。