滋賀や名古屋、札幌でも実現！EVを使ったカーボンニュートラルな移動サービス開始

滋賀、名古屋、札幌で始まるカーボンニュートラルな移動

エコが求められる現代、出発地から目的地までの移動手段の選択肢は増えています。最近、滋賀エムケイ株式会社、名古屋エムケイ株式会社、そして札幌エムケイ株式会社の運営するタクシーサービスが、新たにカーボンニュートラルオプションを取り入れることを発表しました。このサービスは、2025年から施行されるエムケイ株式会社の取り組みを受けたもので、今後の移動手段に関する選択肢を大きく広げるものです。

EVによるCO2排出ゼロの実現

電気自動車（EV）の導入が進む昨今、特に注目されるのがその環境への配慮です。一般的にEVは走行時にCO2を排出しないため、持続可能な社会の実現に向けた一助とされています。しかし、充電時に発生するCO2を無視することはできません。滋賀、名古屋、札幌のエムケイでは、走行時は無排出を保ちながら、充電時のCO2もカバーするためのカーボンオフセットを行い、実質的にCO2排出量をゼロにする取り組みを行っています。

この「カーボンニュートラルオプション」に関しては、1台あたり100円の追加料金で利用可能です。電話での予約時やWEB予約時に選択できます。これにより、利用者は自らの移動が環境に与える影響を最小限に抑えることができます。

充電時に発生するCO2をオフセットする仕組み

エムケイグループでは、持続可能な社会へ向けた取り組みとして「J-クレジット制度」を導入しています。この制度を使用することで、EVの充電に伴い発生するCO2をオフセットし、実質的なCO2排出量をゼロにするのです。具体的には、走行距離に基づいた計算を行い、必要なだけのカーボンオフセットを適用します。2024年度下半期には、4台のEVで107kmを走行し、8kgのCO2が発生しましたが、この分は適正にオフセットされました。

2030年には全車ZEV化を目指す

エムケイグループでは、2030年を見越し、全車両をゼロエミッション車（ZEV）にする計画を進めています。2025年までには、タクシーの30%を電気自動車や燃料電池自動車に置き換える目標を設立しました。2021年には全国のタクシー会社として初めて全ての車両を零排出車とすることを表明しており、すでに223台のEVを保有しています。この割合は全体の27%に達しているとのことです。

月ごとのカーボンオフセットの透明性

エムケイグループは、カーボンオフセットの実行状況を定期的に公式ウェブサイトで公開しています。これにより、消費者は自身が求める環境意識の高い選択ができるよう、透明性を持って情報を提供しています。実績を積み重ねることで、より持続可能な社会を作る一助となっているのです。

まとめ

環境への影響が大きく取り沙汰される現在、移動手段に関しても選択肢が増えています。EVを使用したカーボンニュートラルな移動手段が滋賀や名古屋、札幌でも利用可能になり、利用者は安心してエコな移動を楽しむことができるようになります。エムケイグループの取り組みは、今後のタクシーサービスの在り方に新たな風を吹き込みそうです。