東京マラソン2025が記録的な寄付金を達成！社会貢献へ向けた取り組みを紹介

東京マラソン2025が寄付金の新記録を達成

2025年3月2日（日）に開催される予定の東京マラソン2025では、過去最高額となる寄付金11億6,860万9,562円が集まりました。この寄付金は、スポーツ振興、環境保全、世界の難民支援、難病に苦しむ子どもたちへのサポート、さらには動物愛護など、寄付者自身が選択した事業や団体に配分されることになります。

社会貢献へ向けた新たな一歩

東京マラソン2025では、寄付先として新たに「一般財団法人東京マラソン財団スポーツレガシー事業-3」を設置し、2024年に発生した能登半島地震の被災地支援に特化した事業を展開しています。集まった寄付金は日本赤十字社を通じて、被災地への義援金として分配されます。このように、マラソン大会を通じて得られる寄付金を、直接社会貢献につなげる取り組みが進められています。

寄付金の詳細な内訳

2025年の大会では、寄付金の配分先として多岐にわたる団体が名を連ねています。例えば、病気の子どもたちとその家族を支援する「ドナルド・マクドナルド・ハウス」には200,063,000円、また、難病児への奨学金を提供している「ゴールドリボン・ネットワーク」には46,922,000円が寄付されます。

この他にもパラスポーツの理解促進や教育の格差是正を目的とした団体など、寄付金は多様な取り組みに使われ、より良い社会の実現を目指します。連携先の団体それぞれの活動内容やミッションを確認することで、自分の寄付金がどのように活用されるのかを知ることができる点も、寄付文化の普及に寄与しています。

東京マラソン財団の姿勢

東京マラソン財団の理事長、早野忠昭氏は「過去最高の寄付金が集まったことを嬉しく思い、これも参加者や支援者のおかげ」と語っています。これまで2025年大会を含めた11回の大会からは、累計で58億円を超える寄付金が集まっており、これらは多くの人々の支援につながっています。

また、早野氏は寄付文化の成長を感じており、これからもマラソンを通じて地域社会や世界への貢献を目指す方針を示しています。国内外のさまざまな人々が東京マラソンに参加したいと考え、日々申込みが殺到している状況も報告されています。

チャリティランナーの声

今回の寄付活動には多くのチャリティランナーが参加しています。彼らは自らの経験や思いを寄付することで、社会貢献の一助になりたいと考えています。例えば、認定NPO法人「ゴールドリボン・ネットワーク」のアンバサダーである小島よしおさんは、「新記録を目指して頑張ります」と意気込みを語り、茂木健一郎さんは「全てが一つにつながることを信じて走りたい」とコメントしています。

これらのランナーたちは、自身の走りを通じて人々の意識を高め、寄付文化の普及に寄与しています。