内田彩、全78曲を披露したコンプリートツアーZepp DiverCity公演レポート
内田彩が2023年2月23日、東京のZepp DiverCityで「AYA UCHIDA Complete TOUR 〜marble〜 にぎやかな10周年」と題されたコンサートを行いました。これは彼女のデビュー10周年を記念した特別なツアーで、全78曲を歌いきるという前代未聞の挑戦でした。この公演は大阪、名古屋、東京(一日昼夜2公演)の順で行われ、奇数回が「side A」、偶数回が「side B」へと区切られ、それぞれの公演で異なる曲を披露するとともに、全楽曲を網羅するスタイルでした。これだけの曲数を歌うアーティストはなかなかいないとのことで、特にファンにとっては「セトリ落ち」と呼ばれる曲が一切ないことが圧巻です。
開幕の盛り上がり
公演の幕を開けるのは、デビューアルバムの表題曲「アップルミント」。彼女のファーストステージに観客が期待感を高める中、内田はその元気な姿で会場を一気に引き込んでいきました。続いて、「Breezin'」のパフォーマンスでは、彼女の成長を印象づけるように、以前は登場人物を演じるように歌っていた彼女が今や歌そのものになっている様子が感じられました。
「marble」と曲の繋がり
公演中盤では、「キックとパンチどっちがいい?」が流れ、今回の公演のテーマである「marble」がすぐに表現されました。内田は曲の間を縫うように新たなメドレーを作り出し、色とりどりの音楽を結びつけました。特に、色が次々と移り変わる演出は圧巻で、まるで異世界にワープしたかのような体験を観客に提供しました。
パペットとの共演
彼女のライブではおなじみのパペット「泣きべそパンダ」が登場し、次の演目「Party Hour Surprise!」でもその姿を見ることができ、子どもから大人まで幅広い観客の心を捉えました。
アンコールでの驚き
アンコールでは、「まるで元気」と「ヘルプ!!」をパフォーマンスし、万全に準備された彼女のパフォーマンスは観客にさらなる感動を与えました。「SUMILE SMILE」を振り返りながら、10年前と今の自分との差を感じ、ファンとの絆の深さを実感しました。
内田の自身の言葉を借りると、心の豊かさを増す20代を示すライブとなったとのことで、ファンとの関係を今まで以上に感じることができる素晴らしい体験でした。
未来への期待
5月5日には群馬での対バンライブが予定されており、新曲も続々と発表される中、彼女の今後の活動に期待が高まります。今年の締めくくりとなるライブも、近日発表予定とのことで、ファンにとっては楽しみが続きます。
内田彩の満ち足りた成長を観られるライブイベントは、ファンにとって特別な一夜となりました。当日の模様は、ニコニコ動画のタイムシフトで視聴できるとのことなので、ぜひお見逃しなく!