三菱ＵＦＪアセットマネジメントとFUNDINNOが新たな投資信託を検証開始

三菱ＵＦＪアセットマネジメントとFUNDINNOの新たな提携

三菱ＵＦＪアセットマネジメント株式会社（以下、三菱ＵＦＪAM）は、株式会社FUNDINNO（以下、FUNDINNO）と共に、未上場株式を投資信託へ直接組み入れることを目指した共同検証を開始しました。この取り組みは、未上場企業への資金供給を円滑にし、投資家に多様な投資機会を提供するためのものです。

共同検証の背景

この共同検証は「新しい資本主義実行計画」に基づいています。最近、一部の関連規則が改正され、公募投資信託において未上場株式を純資産総額の15％まで組み入れることが可能となりました。この規制緩和は、スタートアップ企業をはじめとする未上場企業への資金供給促進に向けた重要なステップです。

三菱ＵＦＪAMとFUNDINNOは、「フェアに挑戦できる、未来を創る」というビジョンを共通の軸として、未上場企業に対する資金供給を増やす方法を模索してきました。共同検証を通じて、両者のパートナーシップが強化されることが期待されます。

具体的な取り組み内容

FUNDINNOは、未上場株式の管理体制や実現可能性の確認に協力し、三菱ＵＦＪAMはパイロットファンドを組成します。このファンドは、通常のソーシング活動に加え、FUNDINNOの「FUNDINNO PLUS＋」サービスを通じて資金調達を行う未上場企業も対象となります。

この新たな投資手法は、投資家にとっても大きなメリットが期待されています。上場前から安定した成長を支えることができれば、未上場企業の環境を大きく変えることができるでしょう。

日本のスタートアップを支える未来

FUNDINNOは、近年、機関投資家や事業会社からの関心も高まっており、未上場企業への出資検討が進んでいます。この流れによって新しい資金調達の形が生まれ、起業家や投資家の新たな出会いが期待されます。

共同検証を通じて、高い成長ポテンシャルを持つ企業には、上場前から上場後までシームレスに支援を行うシステムが構築されるでしょう。その結果、日本の未来を担う企業の成長を強力にサポートすることを目指します。