FUJI、IEC認証取得
2025-10-15 14:22:01

FUJI、国際標準規格「IEC 62443-4-1」認証取得でセキュリティ向上へ

FUJI、国際標準規格「IEC 62443-4-1」認証を取得



株式会社FUJI(愛知県知立市)が、ロボットソリューション事業部の製品開発過程において、国際標準規格「IEC 62443-4-1」の第三者認証を取得しました。この認証は、特に電子部品実装ロボットやスマートファクトリーソリューションの開発において、サイバーセキュリティ基準に適合する体制が整っていることを示すものです。

認証取得の背景



製造業のユニットが進化する中で、自動化やスマートファクトリー化が進展しています。これに伴い、様々な機器がネットワーク接続され、データの活用が推進される一方で、サイバー攻撃の脅威も増大しています。特に、製造現場では操業停止や情報流出のリスクが現実のものとなっており、これに対する強化が求められています。

各国がデジタル製品に対して、製品のライフサイクルにわたるセキュリティ対策を義務付ける動きが強まる中、FUJIは国際的なセキュリティ基準に基づいて製品開発を進めてきました。特にスマートファクトリーにおいては、複数の装置が連携して稼働し、一部の脆弱性がライン全体に影響を及ぼす可能性があるため、さらなるセキュリティ対策が必要です。

このような社会的要請に応える形で、FUJIはIEC 62443-4-1に準拠した開発プロセスを整備しています。これにより、製品のライフサイクル全体にわたり、セキュリティ強化が確実に行われることが期待されています。

今後の展望



FUJIは、今後も製品開発や顧客サポートにおいてIEC 62443-4-1に従ったセキュリティプロセスを継続的に取り入れ、製品の信頼性と安全性を向上させていきます。また、グループ全体でのセキュリティ体制の強化を図り、お客様に安心して製品を利用していただけるよう努めます。依頼者に対して技術パートナーとしての責任を果たし、引き続き信頼される企業であり続けることを目指しています。

関連情報



FUJIは、DX推進部において情報セキュリティマネジメントの国際規格「ISO/IEC 27001」認証も取得。それにより、情報セキュリティの観点からも信頼性を確保しています。

IEC 62443-4-1とは



「IEC 62443-4-1」は産業用オートメーションと制御システムにおける製品のセキュアな開発ライフサイクルに関する国際規格です。この規格は、製品設計から実装、テスト、保守、廃棄に至るまでの各段階で、サイバーセキュリティを確保するためのプロセス要件を示しています。これによって、開発者はより信頼性の高い製品提供に向けた指針を得ることができます。


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会社情報

会社名
株式会社FUJI
住所
愛知県知立市山町茶碓山19番地
電話番号
0566-81-2111

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