千葉市の駆け込みバー「明日のドア」が新たな希望の場に

千葉市中央区栄町に、新たな相談の場として「明日のドア」というカラオケバーが登場しました。このバーを運営するのは、元千葉県警の捜査一課課長補佐である齋藤練吾さん。彼は現在、株式会社レンケーズの代表として、ストーカーやDV、闇バイト被害など、現代の社会問題に立ち向かう事業を展開しています。

駆け込み寺ならぬ駆け込みバー

このバーでは、犯罪の被害者や悩みを抱える人々が気軽に相談できる環境を提供しています。齋藤さんは、現役時代に多くの事件を扱ってきた経験を生かし、相談者に対して具体的なアドバイスを行い、社会復帰に向けた支援を行っています。特に、相談しづらい内容を持つ方にとって、この場は非常に貴重です。「相談者の中には、元ヤクザや風俗嬢などもいる」と齋藤さんは語ります。

地域の治安向上を目指す

特筆すべきは、この場所が治安の悪い千葉市中央区栄町であることです。実際、千葉駅周辺は「二度と住みたくない駅」としてさまざまなランキングで1位を獲得しています。その中でも、このバーは「マイナスからプラス」に向かう取り組みとして地域に貢献することを目指しています。齋藤さんは「警察を辞めた自分だからこそできることがある」とし、地域の人々に希望をもたらす活動に奮闘しています。

普段はものまねショーも楽しめるカラオケパブ

「明日のドア」は、相談会の他にものまねショーも楽しめるカラオケパブとして営業しています。相談者は随時受け付けていますが、人数はその日の状況次第。定期的に開催される相談会は、2025年1月23日から毎週水曜日の20時から行われます。

会社概要と今後の展望

株式会社レンケーズは、齋藤さんが現職当時に担当した事件を背景に、警備や探偵業、飲食業を含む事業を行っています。誕生からわずか数年ですが、地域に密着したサービスを展開し続け、コロナ禍を乗り越えながら多くの支援を行っています。

「犯罪社会の中心で愛を叫ぶ」という理念のもと、罪は罪としてしっかり償い、明るい明日へ向けての一歩を踏み出す支援を行うこのバーは、今後も多くの人に希望を提供し続けることでしょう。

興味を持たれた方は、ぜひ「明日のドア」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。治安が悪化する地域において、一人でも多くの人々が新たな出発を遂げるきっかけになることを願っています。