ユニ・チャーム、中国の工場でPEFC森林認証を取得
ユニ・チャーム株式会社は、環境目標2030に向けた取り組みの一環として、中国にある3つの工場(上海、江蘇、天津)で、国際的な森林認証プログラムであるPEFCの「CoC認証」を新たに取得したと発表しました。この取り組みは、持続可能な資源の利用と森林保全を推進し、社会のニーズに応えるものとなっています。
PEFCとCoC認証とは?
PEFC(Programme for the Endorsement of Forest Certification)は、世界中の森林認証制度を互いに認め合うプログラムです。この認証を取得することで、企業は持続可能な森林管理が行われていることを証明し、社会的責任を果たしていることをアピールできます。一方、「CoC(Chain of Custody)認証」は、認証された森林から得られた資源が適切に管理され、加工・流通されることを証明するものです。
ユニ・チャームの2030年ビジョン
ユニ・チャームは2020年に掲げた「環境目標2030」に基づき、2030年までに原材料となるパルプの100%をPEFC認証材に切り替えることを目指しています。さらに、全工場においてCoC認証を取得することを目標としています。このような取り組みは、企業としての責任を果たすだけでなく、環境問題への意識を高める一助となるでしょう。
取得した中国の工場
この度PEFC認証を取得したのは、以下の3つのユニ・チャームの中国工場です。
- - 上海工場(尤妮佳生活用品(中国)有限公司)
- - 江蘇工場(尤妮佳生活用品(江苏)有限公司)
- - 天津工場(尤妮佳生活用品(天津)有限公司)
これにより、ユニ・チャームは国際的な環境基準に則った製品を提供する姿勢を強化していくとしています。
環境貢献とSDGs
ユニ・チャームは、持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献することを視野に入れています。特に「12. つくる責任つかう責任」や「15. 陸の豊かさも守ろう」といった目標への寄与を目指し、事業の基盤を環境に配慮したものへと進化させていく意義を強調しています。
このような取り組みを行う中で、ユニ・チャームは地球温暖化や生物多様性の減少といった問題に対しても真剣に向き合っていくでしょう。
今後の展望
ユニ・チャームは今後もSDGsを企業の「Purpose(目的)」とし、持続可能なビジネスモデルの構築に努める方針です。また、新たな時代にふさわしい事業活動を通じて、環境問題や社会課題の解決に積極的に取り組んでいく意向です。
これまでに取得したPEFC森林認証のCoC認証は、ユニ・チャームにとって重要なマイルストーンであり、持続可能な未来に向けた道を開く一助となることでしょう。今後の展開に期待が寄せられます。
さらに詳しい情報は
ユニ・チャームの取り組みについて詳しくは、公式サステナビリティサイトや環境目標2030に関するページをご覧ください。以下のリンクも参考になります。