尼崎市が手話言語の普及に向けた取り組みを発表
尼崎市では、手話言語の大切さを広めるためのイベントを予定しています。9月7日(日)、あまがさきキューズモールにおいて「手話PRイベント」が初めて開催されることが決まりました。このイベントでは、手話の歴史や普及に関する展示、実際に手話を学ぶミニ講座、参加者自身が筆談ボードを作る活動などが行われます。
イベントの詳細として、開催日時は午前11時から午後3時まで。会場となるあまがさきキューズモールの3階レンガのひろばが、手話教育とメディアとしての役割を果たす場所となります。この場を借りて、手話の重要性が多くの人々に伝わることを期待しています。
手話言語の国際デーの意義
さらに、手話言語の普及を祝う国際的な日「手話言語の国際デー」、これは毎年9月23日に定められた日です。この日付は2017年、国連総会において正式に決議されました。その趣旨は、手話が音声言語と対等であり、ろう者の人権が完全に尊重されることを目的としています。そこで、手話に関する意識を高めることが求められています。
この日を記念して、世界ろう連盟は「手話言語にブルーライトを当てよう」というプロジェクトを発足しました。日本においても全日本ろうあ連盟が「世界そして日本を青色に!-手話言語をブルーライトで輝かせよう-」という市民参加型のプロジェクトを立上げ、各地の名所や施設のブルーライトアップを通じて手話の認知を広める活動を推進しています。
尼崎城の美しいブルーライトアップ
尼崎市はこの取り組みに賛同し、手話施策推進法の基本理念に基づいて、9月22日(月)と23日(火)の二日間にわたり、尼崎城を青い光で照らすブルーライトアップを実施します。毎日、日没後から午後11時まで、天守南側のライトアップは午後9時まで行われます。このアートな表現は手話という言語を称賛し、文化的な重要性をより多くの市民と共有する機会となるでしょう。
この手話PRイベントとブルーライトアップの機会を通じて、尼崎市は手話言語の理解をもたらし、全ての人に手話の魅力を伝える活動に貢献していきます。手話を通じたコミュニケーションが一人ひとりの生活を豊かにしますよう、尼崎市は今後も積極的に取り組む姿勢を示しています。