新たなAPIの世界を開く「x402Relay」
合同会社暗号屋が、AIエージェントが自らAPIを探索し、評価し、決済する新しいプラットフォーム「x402Relay」のパブリックベータを発表しました。この画期的なサービスは、x402プロトコルに対応したAPIの「信頼カタログ」とMCPゲートウェイに加え、専用CLIを統合して提供します。
AIエージェントの進化
近年、AIエージェントが自律的にサービスにアクセスする事例が増加しています。それに伴い、従来の人間中心のブラウザ利用から、エージェントが直接APIを介してサービスを利用する新たな構造が求められるようになりました。この技術的転換をサポートするのが、HTTP 402プロトコル(x402)です。このプロトコルは、「Payment Required」というHTTPステータスコードを利用し、APIリクエストに暗号資産によるマイクロペイメントを導入する仕組みを提供します。
従来のAPI利用モデルでは、ユーザーはAPIキーの発行や月額契約を経てサービスを利用していましたが、x402では利用した分だけ支払うことができ、従来の枠を超えたフレキシブルなサービス利用が実現します。
「x402Relay」の主な機能
1. Trust Score(信頼スコア)
「x402Relay」では、カタログに掲載されたAPIに対して独自の「Trust Score」を表示します。このスコアは、稼働実績やスキーマ適合率などを基に算出され、AIエージェントがAPIを選択する際の重要な情報源となります。
2. MCP対応
このプラットフォームは、Model Context Protocol(MCP)に対応しており、ClaudeやCursorなどのAIシステムとスムーズに接続できます。カタログの参照からAPIの選択、決済、さらには利用までをMCP環境内で完結させることができるのです。
3. EVM / Base対応
x402Relayは、Ethereum互換チェーンやBase環境に最適化されており、これらを利用した開発者にとって便利なツールとなります。
4. 日本語対応と国内市場支援
日本語でのサポート体制を充実させ、国内のSaaSやAPI事業者がAgentic Web領域に参入する際の環境を整備します。これにより、日本の市場でも安心してサービスを利用できる基盤を提供します。
代表のコメント
合同会社暗号屋の代表、紫竹佑騎氏は、「AIエージェントがAPIを利用し、対価を支払うモデルは、これまでの概念の延長線上ではなく、実現可能な選択肢として示されてきた。この新たな決済・接続モデルを具体的な形で提供することに力を入れている」と述べています。
このように、「x402Relay」は、エージェントが適切に、そして自律的にAPIにアクセスし、対価を支払いながらサービスと接続する新しいインフラモデルを実現することで、これからのデジタルサービス利用の形を変えることを目指しています。
合同会社暗号屋について
暗号屋は福岡と東京を拠点に、ブロックチェーン技術を駆使して新たな経済活動を生み出し、社会的な実装を進める技術組織です。ブロックチェーンの利点を最大限に引き出したプロダクトの開発に取り組み、課題解決に専念しています。仮説を構築し、実験によって新しい価値の創造に貢献することが私たちの目標です。
会社概要
- - 会社名:合同会社暗号屋
- - 所在地:福岡県福岡市中央区
- - 代表者:紫竹佑騎
- - 設立:2019年2月
詳細な情報は公式サイト (https://www.ango-ya.org) をご覧ください。