プロフェッショナルテック・キャピタルがa23s株式会社に出資して新たな法務サービスを展開

プロフェッショナルテック・キャピタルがa23s株式会社に出資

近年、企業の法務部門における課題が増加しています。法令遵守やコンプライアンスの要求が高まる一方、法務人材の不足が深刻な問題となっています。そんな中、プロフェッショナルテック・キャピタルは、生成AIを駆使したバーチャル法律事務所を運営するa23s株式会社へ出資を実行しました。この投資は、企業法務の効率化を図る新しい試みです。

出資の目的

プロフェッショナルテック・キャピタルは、「プロフェッショナル・テックで、次の常識をつくる。」という理念の下、国内最大の法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」や、契約マネジメントプラットフォーム「クラウドサイン」を運営しています。次なる成長を見据え、法務領域に特化したサービス群を提供することを目指しています。a23sのクラウドリーガルは、生成AIと実際の法務サポートを融合したサービスであり、これにより法務業務の効率化を実現します。

a23s社の特徴

a23s株式会社は、生成AIを利用した法律文書の自動作成機能を備えています。この「スマート契約書作成」機能では、クラウドサービス内で簡単に弁護士監修の契約書を作成でき、法務業務にかかる時間を大幅に短縮します。また、法律や労務に関する相談は、経験豊富な弁護士に直接チャットやリモート面談で行うことが可能です。

このように、a23sのサービスは、企業の法務業務を効率化するだけでなく、法務部門の担当者がより高度な業務に集中できる環境を提供しています。この結果、企業全体としての生産性向上が期待されているのです。

出資決定の背景

プロフェッショナルテック・キャピタルの出資決定は、将来の事業連携を見越した重要な一手です。弁護士ドットコムが提供するリサーチサービスやコンプライアンス研修支援サービスを通じ、a23sと協力することで、さらなるサービス拡充が可能になります。これにより、国内外のスタートアップ企業への投資を進める一方で、法律業界の未来を切り拓くお手伝いができると考えています。

今後の展望

法律業界においては、新しい技術を取り入れたサービスの普及が進む中、プロフェッショナルテック・キャピタルは、士業領域に属する企業への投資を通じて、新たな付加価値を創造していく方針です。シードステージからミドルステージの企業に向けて、積極的に支援を行っていきます。

a23s株式会社とプロフェッショナルテック・キャピタルの連携は、法務ビジネスの新たな展開を予感させます。今後の動きに注目です。