Z世代のテレビ観賞事情を探る!
株式会社RECCOOが実施した最新の調査によると、Z世代が最も好感を持っているテレビ局はTBSで、フジテレビは最下位という結果が明らかになりました。この調査は、若者がどのようにテレビを観ているか、またそのイメージについて深掘りしたものです。さらに、TBSや日本テレビの人気の理由や、YouTubeやNetflixとの比較も行われています。
Z世代の好まれるテレビ番組一覧
調査結果では、若者が最もよく見るテレビ局はTBSであり続け、次に日本テレビが続いています。ここでのポイントは、60%以上の大学生がバラエティー番組の楽しさでテレビ局を選んでいるということです。これは、視聴者が堅いニュースやドキュメンタリーよりもエンタメ性の高いコンテンツを好む傾向を示しています。また、人気テレビ番組のトップには「世界の果てまでイッテQ!」が輝いています。
1.
世界の果てまでイッテQ! (日本テレビ)
2.
水曜日のダウンタウン (TBS)
3.
月曜から夜ふかし (日本テレビ)
これらの番組は、SNSなどでの視聴シーンのシェアや、若いころから馴染みのあるコンテンツであることが、人気の理由と考えられています。
Z世代のコンテンツ消費におけるYouTubeの台頭
一方で、動画配信サービスを含む人気度調査では、YouTubeが堂々の1位を占め、次いでNetflix、3位にTBSが入る結果となりました。この状況は、テレビの視聴率が下がっていると言われる中で意外な響きを持っています。特に、TBSの「VIVANT」や「不適切にもほどがある!」などの人気番組は、配信サービスでも視聴可能なため、若者に支持されています。これは、視聴者が好みの時間帯に番組を楽しむ傾向の表れです。
SNSとテレビ番組の相互作用
最近の調査からもわかることは、XなどのSNSプラットフォーム上で話題となるのはテレビ番組が多く、依然としてテレビがエンターテインメントの中心的存在であるということです。SNS上での番組のシーンが拡散されることで、視聴者の認識が高まり、さらなる視聴を促すようなスタイルが見受けられます。この情報は、企業にとってもマーケティング戦略を考える上で有用となるでしょう。
Z世代のリアルなホンネを探る
この調査は、RECCOOが運営する「サークルアップ」によって実施され、大学1年生から4年生を対象としたものです。約200名の学生からの回答結果を使い、Z世代のリアルな意見を拾い上げています。このようなリアルなデータを基にした調査は、企業がZ世代に向けた施策を考える上で欠かせない情報を提供しています。
さらに、調査結果の一部は企業へローデータとして提供することも行っており、企業のマーケティング活動に応用されています。
おわりに
このように、Z世代とテレビの関係は変化していますが、依然として影響力を持つメディアであることが分かります。今後も多様な媒体との競争の中で、テレビはどのように進化していくのか、引き続き注目していきたいと思います。