循環器病対策の新展開
2023-02-28 09:00:01
循環器病対策を強化する新たな連携が始動!日本循環器協会の取り組み
日本の循環器病対策が進化する時期に
日本では循環器病が高齢化の進展に伴い、主要な死亡原因となっており、特に心疾患や脳血管疾患が大きな課題です。この状況を受け、新たな連携枠組み「日本循環器協会」が設立され、循環器病の改善を目指す取り組みが始まりました。
循環器病の現状と課題
循環器病は日本において悪性新生物(がん)に続く死因であり、特に心不全や脳卒中は患者の生活に大きな影響を与えています。2021年には「脳卒中と循環器病克服5か年計画」が策定され、予防活動を強化する動きが始まりました。このような背景の中、循環器病対策基本法も制定され、産官学の連携が進められています。
日本循環器協会の目的
日本循環器協会は、患者、医療者、企業を繋げるプラットフォームとして機能し、循環器病との闘いを支援することを目的としています。設立以来、約50の事業に取り組む中で、一般市民への予防啓発や医療人材の育成など多岐にわたる活動を展開しています。
産産協議会の設立
最近、協会は賛助企業を通じて「産産協議会」を設立しました。これは、循環器病の罹患や死亡率を改善するために、企業同士の情報交換や連携を深めることが狙いです。具体的な活動プログラムの策定が進められており、持続可能な連携の枠組み作りが期待されています。
提供されるプラットフォーム
協会の設立から、賛助企業23社と共に行った活動では、効果的な情報発信や相談支援センターの設置が重要でした。熊本県を拠点としたモデル事業の情報発信も行われ、循環器病に対する包括的なアプローチが注目されています。
未来の展望
協会の代表、東京大学の小室教授は、新しい対策が必要とされる中で、循環器病を克服するための活動が重要であると強調しています。また、企業間での共同研究や疾患啓発活動も進められる予定です。
GEヘルスケア・ジャパンの多田社長も、循環器疾患に関する包括的な治療や支援の重要性に言及しており、様々な分野との連携がポイントとなっています。
まとめ
日本循環器協会は、循環器病の予防と治療に向けての取り組みをより一層強化していく方針です。今後、企業や医療機関、そして患者やその家族を繋ぐ役割を果たし、国民の健康と福祉に貢献していくことでしょう。詳細な活動やプログラムについては、協会の公式サイトやSNSで今後も情報が発信される見込みです。私たちも、その進捗を注視していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本循環器協会
- 住所
- 東京都千代田区内神田1丁目18番13号 内神田中央ビル6F
- 電話番号
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03-6775-9113