STマイクロエレクトロニクス、高効率・省スペースを実現する車載グレード向けオペアンプを発表！

世界的な半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスは、産業および車載用途向けのデュアル・オペアンプ「TSB952」を発表しました。

このオペアンプは、52MHzのゲイン帯域幅と3.3mAの低消費電流を実現し、さまざまな電子機器に優れた性能を提供します。また、4.5V～36Vの広い電源電圧範囲に対応することで、設計の柔軟性を高め、さまざまな電源電圧で動作できます。

さらに、レール・ツー・レール出力機能を搭載しているため、電源のシグナル・コンディショニングなど、幅広いダイナミック・レンジが求められるアプリケーションに最適です。

TSB952は、動作温度範囲が-40℃～125℃と広く、産業および車載環境での使用に適しています。2024年後半には、車載用AEC-Q100認証取得済み製品も発表される予定です。

また、小型DFN8パッケージ（3mm x 3mm）を採用することで、省スペース設計と低コスト化を実現しました。従来の設計では性能や効率の向上に貢献する、業界標準のSO8パッケージも用意されています。

TSB952は、産業グレード製品が現在量産中で、車載用認定取得済み製品は、2024年第3四半期から提供が開始される予定です。価格は1000個購入時に0.96ドルで、STのeStoreから無償サンプルを入手可能です。

STマイクロエレクトロニクスは、常に革新的な技術で、お客様のニーズに応える製品を提供し続けています。TSB952は、高性能、高効率、省スペースを実現したオペアンプとして、今後ますます多くのアプリケーションで採用されていくことが期待されます。