松本総務大臣、幹部人事と楽天モバイルのプラチナバンド活用について語る - 災害対応と競争促進への期待

松本総務大臣、幹部人事と楽天モバイルのプラチナバンド活用について語る - 災害対応と競争促進への期待



6月28日に行われた閣議後記者会見で、松本総務大臣は、総務省の幹部人事と、楽天モバイルによるプラチナバンド(700MHz帯)の活用について言及した。

総務省幹部人事に伴い、事務次官には竹内芳明総務審議官が就任するなど、複数の役職の交代が発表された。松本大臣は、組織の活性化と、多岐にわたる政策課題への対応を目的とした人事だと説明。特に、能登半島地震をはじめとする災害対応の強化、地方行政能力の維持・向上、デジタル技術を活用した新たな政策課題への対応などを重要課題として挙げた。

また、楽天モバイルがプラチナバンドを活用した携帯電話サービスの提供を開始したことに関しては、競争促進によるサービス向上と料金低廉化への期待を表明した。松本大臣は、4社目の携帯電話事業者となる楽天モバイルの参入が、通信業界全体の競争を活性化させ、利用者の利便性向上に繋がるものと期待していることを強調した。

具体的には、事業者間の乗り換えを円滑化し、通信料金と端末代金を分離することで、料金プランを分かりやすくする取り組みを進めてきたと説明。携帯電話通信が人々の生活に不可欠となっている現状を踏まえ、適正な競争を促進することで、利用者の負担軽減に繋がることを期待していると述べた。

総務省は、楽天モバイルを含む携帯電話事業者に対し、割り当てられた周波数を最大限活用し、利用者にとってより良質なサービスを、納得感のある料金で提供することを期待している。

今回の松本大臣の発言は、総務省が災害対応、地方行政能力の向上、デジタル技術の活用など、重要な政策課題に取り組むとともに、携帯電話市場の競争促進を通じて利用者にとってより良い環境を実現していくという強い意志を示すものと言えるだろう。

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