ムラサキウニの取り組み
2025-03-28 09:23:32

ムラサキウニ蓄養試験と小学生向け学習動画が完成!

ムラサキウニ蓄養試験結果と学びの動画作成



鳥取県漁業協同組合が中心となって実施している「鳥取ブルーカーボンプロジェクト」は、海と自然環境を保護し、持続可能な漁業の実現を目指しています。特に、ムラサキウニによる藻場の食害という深刻な問題に取り組んでいます。この度、同プロジェクトはムラサキウニの蓄養試験の結果をまとめ、その成果を広く共有することになりました。また、海の重要性を児童に伝えるための学習動画「藻場ってなに?」も制作されました。

ムラサキウニの蓄養試験結果



今回の試験では、ムラサキウニの蓄養に適した餌の種類や飼育密度についての研究が行われました。試験結果は、県下の漁業者に配布される予定で、今後の蓄養に役立てられる見込みです。この取り組みは、地域漁業の発展を支援するために、漁業者にとってのサポート体制を整えることを目的としています。

マスコミ報道によれば、ムラサキウニの食害は藻場の減少や生態系のバランスを崩す要因となり、その影響は漁業だけでなく観光業にも波及するとされています。したがって、ムラサキウニを対象とした継続的な取り組みが急務です。

小学生向け学習動画「藻場ってなに?」



さらに、海と環境問題の理解を深めるために、小学生向けの学習動画「藻場ってなに?」が制作されました。この動画は、磯焼けの問題をテーマに、イラストを使って楽しく学べる内容となっています。約15分の動画で、視覚的な教材により子どもたちが理解しやすいよう工夫されています。

動画に加え、教員向けの補助教材や、児童が自分の理解を深めるための「気づき」シートも配布される予定です。この活動は小学校高学年の児童に焦点を合わせており、環境学習や地域の理解を促進する狙いがあります。

豊かな海を未来に引き継ぐアクション



今回の取り組みは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環でもあります。このプロジェクトは、全国の人々が海について理解し、未来に向けて行動を起こすことを目的としています。このような教育プログラムが、子どもたちに豊かな海の重要性を伝え、持続可能な環境意識を育むことにつながることが期待されています。

最後に、鳥取ブルーカーボンプロジェクトが推進しているムラサキウニと海の再生に関する現状や施策について、一人ひとりが理解し、考える機会を持つことが、未来の海を守る鍵になると言えるでしょう。これからの地域活動がより良い成果を生み出すことを期待しています。


画像1

画像2

会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。