キャディがASEAN初開催！日系企業の未来を切り拓くカンファレンス

製造業のデジタル変革に挑むキャディ株式会社が、2025年6月19日に東南アジアの日系企業向けに「モノづくり未来会議 in バンコク」を開催しました。このカンファレンスには、約100名のエグゼクティブが参加し、熱い議論が交わされました。

当日の開会挨拶には在タイ日本国大使館の大鷹正人特命全権大使が登壇し、現地の競争環境の変化についてもお話しされました。特に中国企業の台頭に触れ、「今後、競争条件は日本と中国で等しくなる」との厳しい見通しを示しました。大鷹大使は、日本企業の情報整理や設計能力の向上が必要不可欠だと強調し、参加企業への期待を寄せました。

また、Mazda South East Asiaの副社長、猿渡健一郎氏は、逆境を乗り越え未来への投資を実現した経験を共有。その中で、現地の価値を理解し正しく本社に伝えることの重要性を語りました。一方、Panasonic Asia Pacificの森俊彦氏は、従来の競争軸が通用しない中で、日系企業が新たな価値創造に取り組む必要があると提言しました。

さらに、中村機工の代表取締役社長、中村亮太氏や日新電機の生方寛之氏らによるパネルディスカッションも行われ、タイ市場の可能性や日本企業の信頼というソフトインフラについての見解が共有されました。彼らの情熱的な発言からは、未来を切り拓く強い意志が感じられました。

キャディのCTO、小橋昭文氏は、製造業が持つポテンシャルを引き出すためのデータ資産化について詳しく説明しました。AIを活用して社内のデータを構造化し、製造業のデジタルトランスフォーメーションを円滑に進める方法を提示しました。特に「スモールスタート」が成功の鍵であると強調しました。

参加者からは、「海外の視点が刺激的で、自社の参考になった」「組織内部の課題と変革について理解でき、大きな収穫だった」といった高評価が寄せられました。また、次世代のリーダー達にとっても、こうした機会が必要であるとの声も上がりました。

この「モノづくり未来会議 in バンコク」は、日系企業がASEAN市場での競争力を維持・強化し、未来を切り拓くための重要な一歩となりました。キャディはこれからも、製造業のデジタル化を支援し続け、業界の未来を共に創っていくことでしょう。さらなる展開が期待されるキャディに注目です。