廃棄物リサイクルの新たな波
印刷業界において、サーキュラーエコノミーを実現するための取り組みが進められています。特に注目されるのが、サカタインクス株式会社と山室木材工業株式会社のコラボレーションです。この二社は、滋賀県のサカタインクスの工場で発生する廃木製パレットを活用し、木質バイオマスリサイクルの実証実験を開始しました。
リサイクルの具体的な取り組み
この実証実験では、廃木製パレットが山室木材工業に回収され、木材チップに加工されます。その後、これらのチップは紙製品や建築用ボードとしてリサイクルされるほか、いぶきグリーンエナジー株式会社が運営する木質バイオマス発電所において燃料としても活用されています。これにより、環境への負荷軽減とエネルギーの有効利用が進められています。
環境への貢献と経済効果
この一連の取り組みは、滋賀工場周辺地域の産業活性化にも寄与するとされています。環境だけでなく、経済面でもの効果を確認できることが、さらなるリサイクル活動の推進につながるでしょう。サカタインクスは、今後も廃棄物回収と資源再生に向けた協力を得るため、新たなリサイクルパートナーを募集しています。
ゼロエミッションの目指す未来
サカタインクスは、印刷関連産業におけるゼロエミッションの実現に向け、廃棄物の再資源化をリードする企業となることを目指しています。現在、業界内での展開を進めるとともに、他社との協力を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。
企業情報と問い合わせ先
サカタインクスは1896年の創業以来、印刷業界でのリーダーシップを発揮し続け、世界20ヶ国以上に展開しています。さまざまな印刷用途に対応するインクの開発・販売を行いながら、環境負荷の低減にも取り組んでいます。詳細については、公式ウェブサイトを訪問してください。
【お問い合わせ】
サカタインクス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 田中、横尾
TEL: 03 (5689) 6601
【お問い合わせフォーム】
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