2021年10月27日(水)に、ハンドブック「ケースから考える『ビジネスと人権』」の発刊を記念するオンラインセミナーが開催されます。本セミナーでは、企業における人権尊重の重要性や、私たち一人一人ができることについて討論します。
国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」が策定されてから今年で10年。日本政府も「ビジネスと人権」に関連する行動計画を発表し、これらの取り組みが広がっています。しかし、実際には具体的な行動に移せていない企業や個人も多く見られます。特に、差別問題やプライバシーの侵害など、ビジネスが人権に与える影響は増え続けているため、我々はそれに対する理解と行動がより求められているのです。
このセミナーでは、さまざまな専門家や企業関係者が集まり、具体的な課題を共有します。まずは、Social Connection for Human Rightsの共同代表、佐藤暁子氏が企業の取り組みから見た人権視点の浸透状況について報告します。次に、朝日新聞社の編集委員、北郷美由紀氏が、SDGsウォッシュを避けるために必要な取り組みについて考察します。
そして、パネルディスカッションでは、登壇者たちが「ビジネスと人権」をテーマに議論を行います。パネリストには清水建設株式会社の人権啓発の専門家、田中竜介氏(国際労働機関駐日事務所)や、CSOネットワークの代表理事である古谷由紀子氏が参加し、各自の視点や取り組みを共有します。司会進行は一般財団法人CSOネットワークのサステナビリティコミュニケーター、梁井裕子氏が務めます。
セミナーは完全無料で、定員は100名を予定しています。参加希望の方は事前に申し込みが必要です。申込はCSOネットワークのウェブサイトから行えます。
「ビジネスと人権」というテーマは、これからのビジネスや社会においてますます重要性を増すことでしょう。自分ごととして捉え、積極的に議論に参加する機会として、このセミナーを活用してみてはいかがでしょうか。
詳しい情報や申し込みについては、こちらのリンクからご確認いただけます:
CSOネットワークセミナー詳細。ハンドブックの詳細も同じくCSOネットワークのウェブサイトで確認可能です。
このセミナーが、ビジネスにおける人権への理解を深め、持続可能な社会の構築に向けた第一歩となることを願っております。