キッコーマンとMT.SQUAREが協力！需給調整システム「Naries™」を導入へ

キッコーマンとMt.SQUAREが開発した需給調整システム「Naries™」

2024年4月、キッコーマン食品株式会社と株式会社Mt.SQUAREが共同開発した需給調整システム「Naries™」の運用が始まります。このシステムは、過去の出荷データを基に将来の出荷量を予測し、生産計画を自動的に立案する画期的なテクノロジーです。さらに、立案した計画と実績の差を日々監視し、将来起こりうる欠品や過剰在庫を事前に察知することで、業務の効率化と物流の最適化を図ります。

従来は人間が担っていた需給調整や監視業務が、このシステムの導入によって大幅に効率化されることが期待されています。人の手による業務の属人化や誤操作といったリスクが軽減され、より正確な需給調整が実現します。

物流を取り巻く厳しい現状

現在、物流業界はドライバー不足や「物流2024年問題」、さらには物流費の高騰が影響し、厳しい状況が続いています。こうした背景を受けて、キッコーマン食品では持続可能な物流体制の構築に取り組んでいます。

2024年1月からこのプロジェクトが始まり、Mt.SQUAREがそのシステム構築を手がけました。初めてのテスト運用が2025年1月に行われ、その結果、出荷量の予測と生産計画の立案において運用が可能であることが確認されたため、4月から正式に運用を開始する運びとなりました。

さらなる発展を目指す「Naries™」

「Naries™」は将来的にもMT.SQUAREにより継続的にアップデートされる予定です。精度の向上や在庫の適正化を支援しながら、多くの業種や業界においてデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進にも寄与していく方針です。

この取り組みが成功すれば、キッコーマン食品にとっての生産性向上だけでなく、日本全体の物流業界に新たな光をもたらす可能性があります。デジタル技術の導入がもたらす変革に、今後の展開に期待が膨らみます。

詳しい情報は、Mt.SQUAREのDX事業部コンサルティングユニットまでお問合せください（Tel:03-6268-9251）。また、公式サイトのお問い合わせフォームもご利用いただけます。