阪急阪神ホールディングスグループが取り組むリサイクルプロジェクト「ボトルtoボトル」
阪急阪神ホールディングスグループは、使用済みペットボトルのリサイクルを目的としたプロジェクト「ボトルtoボトル」の拠点を拡大しています。この取り組みは、循環型社会の実現を目指し、ペットボトルを新たな資源として再利用することを目的としています。
基本合意書の締結と拠点の拡大
2023年6月16日、阪急阪神ホールディングスは、株式会社サーキュラーペットと基本合意書を締結しました。この合意により、HEP FIVEやアプローズタワー、宝塚大劇場などで行われていた使用済みペットボトルの回収・処理を一元的に管理することになり、定期的なモニタリングも実施されます。また、2025年度中には阪急電鉄本社ビルも新たな取り組みの拠点に加わる予定です。
このような拠点の拡大は、阪急阪神グループが管理する商業施設やホテルを中心に資源の有効活用を促進し、環境負荷の低減を目指します。
環境保全を重視した経営方針
企業としての責任を果たすため、阪急阪神ホールディングスは、『環境保全の推進』をサステナビリティの重要なテーマと位置付けています。2025年3月には長期経営構想を策定し、環境関連の取り組みをさらに強化していく方針を明確にしました。具体的には、廃棄物削減だけでなく、高品質なリサイクルを進め、新技術の導入を図ります。
この活動は単なるリサイクルだけではなく、消費者が持続可能な選択をしやすい社会の実現へとつながると考えています。今後も、人々が自分らしい生活を送りながらサステナブルな行動を選択できる社会を目指します。
「ボトルtoボトル」とは
「ボトルtoボトル」は、飲み終えたペットボトルや事業から排出されるペットボトルを再び原料としてリサイクルする活動を指します。このプロジェクトによって、CO2の排出量を約40%削減することができる見込みで、従来のリサイクル方法と比べて資源の有効活用を実現できます。
サーキュラーペットの役割
株式会社サーキュラーペットは、使用済みペットボトルを新たな原料に再資源化する企業です。2021年に設立され、岡山県津山市でPETボトルリサイクル工場を運営しています。2024年6月からは本格的に稼働する予定で、循環型経済の確立を目指して脱炭素化に向けた取り組みを進めています。
環境に配慮した取り組みの強化
阪急阪神ホールディングスグループは「ともに創ろう。澄みわたる未来と、心はずむ暮らしを」というスローガンのもと、脱炭素の推進や都市の緑化によるウェルビーイング向上、廃棄物削減やリサイクル促進をテーマにした様々な取り組みを行っています。詳しい情報は公式ウェブサイトに掲載されていますので、ご覧ください。
公式サイト
プレスリリース
阪急阪神ホールディングスは、今後も環境保全の使命を自覚し、持続可能な未来のためのサービスを提供し続けていくことでしょう。