狭小空間点検ドローン「IBIS2」が韓国で認証取得
株式会社Liberawareが開発した自社製の狭小空間点検ドローン「IBIS2」が、9月30日付で韓国の製品認証マーク「KCマーク」の認証を取得しました。この取得を機に、韓国のインフラやプラント市場における展開を進めていく方針です。特に同社は、「誰もが安全な社会を作る」というミッションを掲げており、今回の認証はその実現に向けた重要なステップとなります。
当社はこれまで、日本国内を中心にビジネスを展開してきましたが、韓国でも無償での点検活動を通じて、多くの企業と信頼関係を築いてきました。この度のKCマーク認証を受けて、韓国においてもドローンの販売、レンタル、点検事業を積極的に進める予定です。
韓国では、社会インフラの老朽化が深刻化しており、2032年にはトンネルや橋、上下水道などのインフラの半分が建設後30年を迎えると言われています。このような社会課題に対して、株式会社Liberawareは日本国内で培ったノウハウを活かし、ドローン技術と画像解析技術を駆使して韓国市場の課題解決に挑みます。
KCマークとは?
KCマーク(Korea Certification Mark)は、韓国政府が設けた製品の認証マークで、国家標準基本法に基づいています。このマークは、製品が安全性を確認されたことを示すもので、国が認定した基準をクリアしないと表示できません。今後、当社の「IBIS2」にはこのマークが付与され、韓国市場での信頼性が高まることが期待されます。
株式会社Liberawareについて
株式会社Liberawareは2016年に設立され、狭小空間での点検・計測に特化したドローンの開発を行っています。同社は、IoT技術や人工知能を活用し、ドローンを用いたインフラ点検及び維持管理のソリューションを提供しています。ビジョンは「見えないリスクを可視化する」ことであり、安全で平和な社会を実現することを目指しています。
今後の展望
今後、Liberawareは韓国市場においても、インフラやプラント現場でのデジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに推進する計画です。ドローンの活用範囲を広げ、ソフトウェアやその他のDXソリューションも展開していく予定です。また、今回のKCマーク取得による業績への影響は軽微とのことですが、戦略的な海外展開を進めるための重要な一歩と位置付けられています。
公式サイトは
こちらです。今後の活動に目が離せません。