大林組の現場効率化を実現したリバスタの新サービス「GENBATON」
株式会社リバスタが提供する「GENBATON(ゲンバトン)」は、株式会社大林組の建築現場において導入され、業務の効率化を実現しました。このサービスは、施工管理業務の標準化とノウハウ継承を支援し、特に書類と施工図の管理をデジタル化することで、作業の負担を軽減しています。今回はその導入事例や効果について深掘りしてみましょう。
「GENBATON」の全貌と提供サービス
「GENBATON」は、建設業界における「書類管理」「施工計画」「出来高・歩掛管理」「施工図管理」という4つのサービスから構成されています。これにより、工程の前半から後半までスムーズに業務を進めることが可能となります。また、大林組との協力により、特に現場のニーズに合った機能が搭載されています。
九州支店の導入事例:書類管理の効率化
九州支店では、書類管理業務の改善が大きな課題でした。従来は紙での手渡しに頼っていたため、誰が書類を持っているか不明になることがよくあり、業務が滞る原因ともなっていました。そこで「GENBATON 書類管理」が導入され、電子回覧によるペーパーレス化を実現。
導入効果
「GENBATON 書類管理」の導入により、書類の回覧業務が大幅に改善されました。確認の見落としが減り、通知がわかりやすくなったため、書類の回覧が滞ることもほとんどなくなりました。また、ユーザーからは「サービス画面が見やすく、書類整理がしやすくなった」との声も寄せられ、利便性の向上が確認されています。現場職員の柔軟な働き方の実現も期待されており、今後のさらなる業務改善が見込まれます。
四国支店の導入事例:施工図管理の効率化
四国支店では、Excelなどの既存ツールが引き起こす問題を解決するために「GENBATON 施工図管理」が導入されました。以前は、進捗状況を複雑なシートで管理していたため、データ破損や誤入力が頻発し、業務運用の負担が大きかったのです。
導入効果
「GENBATON 施工図管理」に切り替えたことで、同時編集が可能となり、複数人での進捗共有が円滑に行えるようになりました。図面の進捗状況も場所を問わず確認できるため、迅速に情報を把握できるようになりました。また、古い手法では数分かかっていた作業が、1分以内に終わるようになったとのこと。これにより、業務効率化と省力化が大幅に進んでいます。
今後の展望
四国支店の所長である藤田氏は、この技術の導入が社内で広く認知されることで、さらなる現場での活用が進むと予想しています。一方、事業本部の椎葉氏は、協力会社や施主、設計監理者など、プロジェクト関係者への利用拡大を目指しているとのこと。最終的には、現場での連携を強化し、業務の効率化を進めていく方針です。
まとめ
「GENBATON」は、建設業界の多くの課題にアプローチする画期的なサービスです。書類や施工図の管理の効率化を実現し、現場業務の負担を減らすことで、多くの企業がこの技術に興味を持つのは当然です。これからも株式会社リバスタと大林組の連携を通じて、さらなる業務の効率化が進むことが期待されます。