アスクルにおける物流革新
アスクルは、SBロジスティクスとの協力のもと、ギークプラスから111台の搬送ロボット(P500R)を導入し、EC市場の拡大に対応すべく物流の自動化を進めています。このロボットは既に今年の6月より稼働を開始しており、商品の搬送を「Goods to Person」の形で実現しています。
自動化の必要性と背景
近年、EC業界では出荷量が急激に増加しており、同時に人手不足も深刻化しています。このような状況下で、アスクルは業務の効率化を図るため、搬送ロボットの導入を選択しました。特に倉庫内での「歩く」作業をロボットに任せることで、従業員の作業負担を軽減し、より精度の高い商品管理と迅速な出荷を行うことが可能になります。
搬送ロボットとその機能
導入されたP500Rは、ヒトが商品を選び、ロボットがその商品を指定された場所まで運ぶ仕組みになっています。この自動化により、現場での作業時間を大幅に削減し、従業員はより高度な業務に集中できる環境が整います。また、Geek+社はロボットの販売から導入、メンテナンス、コンサルティングまでを一貫して行える体制を整えており、今後の展開にも期待が寄せられます。
Geek+の成長と今後の展望
Geek+は2015年に中国で設立され、現在では世界中に拠点を持つユニコーン企業として成長を遂げています。日本法人は2017年に設立されて以来、DHLサプライチェーンや大和ハウス、NIKEなど、多くの大手とのパートナーシップを築いています。これにより国内における最大手としての地位も確立しています。
今後もニーズに合わせた物流ソリューションを全国へ展開し、深刻な人手不足、または高い機械投資リスクに対する解決策を提示することで、顧客の企業価値向上に貢献していく計画です。
結論
アスクルの物流センターに導入された111台の搬送ロボットは、物流の自動化を促進し、今後のEC市場における競争力を高めるカギとなるでしょう。ギークプラスの技術とSBロジスティクスの運営ノウハウの融合は、効率的な物流を実現するだけでなく、新しい業務スタンダードの創出にもつながると期待されています。
詳細な製品紹介については、
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