前橋市、家族支援の新たな取り組みが始まる
群馬県前橋市では、急速に進む人口減少や未婚化、晩婚化といった社会問題に対処するため、新たな協働事業『前橋みらい家族ラボ』の発足を発表しました。この取り組みは、地域の未来を見据え、子どもたちや孫の世代により良い環境を引き継ぐことを目的としています。
背景
国の推計によれば、日本の人口は2010年の1億2,800万人から、2100年には約5,000万人に減少する見通しとなっています。特に前橋市では、若年層の市外転出や結婚率の低下が問題視されています。このままでは将来の世代が安心して暮らすことが難しくなるため、前橋市は「県都まえばし創生プラン」を策定し、若者の結婚・出産・子育てを支援するプロジェクトを積極的に進めています。
家族ラボの目的
新たに発足した『前橋みらい家族ラボ』は、地域の官民が連携して結婚、出産、子育ての環境を整え、家庭を持つことの意義を再認識する場を創出します。このラボを通じて、前橋市は「日本一子育てしやすいまち」を目指していく方針です。
市民との連携
『前橋みらい家族ラボ』の第一弾プロジェクトとして実施されるのが、『前橋みらい家族会議』です。このワークショップでは、市民が市の結婚、出産、子育てに関するアイデアや意見を出し合い、今後のプロジェクトの基盤を築くことが目的です。
実施概要
- - 名称: 前橋みらい家族会議
- - 日時: 2016年10月23日(日)14時〜16時(開場13時30分)
- - 会場: 前橋市総合福祉会館多目的ホール
- - 参加費: 無料
- - 定員: 100名(先着順)
- - 申込み: 申し込みフォームまたは電話(027-898-6512)にて
市民が参加することで、一方通行になりがちな施策に新たな視点を加えることが期待されます。「前橋みらい家族ラボ」は、地域の絆を深めるだけでなく、未来の家族を支え合うコミュニティのモデルケースとして位置付けられています。
未来への期待
この新たな取り組みにより、前橋市が持つ地域の魅力が再確認され、若者が住みたいと思えるまちへと変革していくことが期待されています。市民の意見を大切にしながら進む『前橋みらい家族ラボ』に注目です。