新たなデータセンター
2021-09-15 08:00:02

MCデジタル・リアルティ、関西・首都圏に大規模データセンターを新設し国内最大級の規模へ

MCデジタル・リアルティ(MCDR)は、新たに関西圏と首都圏において、2棟の大規模データセンターを開設しました。

関西圏では、すでに大規模データセンターキャンパスとして知られるKIXキャンパスに、KIX12データセンターとKIX13データセンターが追加されることで、全体で53MWを超えるサーバー用電源容量を持つ施設が整いました。KIX12データセンターは2021年8月に開設され、延床面積は18,334㎡、約2,300ラックを収容可能です。さらに、KIX13データセンターも開発が進められており、2023年の開設を予定しています。このデータセンターは、近隣のKIX12との共同化によって、70MW超という規模を誇るキャンパスを実現します。

また、首都圏では千葉県印西市に位置するNRT10データセンターが2021年9月にオープンして以来、既存のHND10・HND11データセンターと合わせて59MWのデータセンターを運営しています。このように、関西と首都圏に同時にデータセンターを開設することで、MCDRは国内で有数のデータセンター事業者へと成長を遂げたことになります。

MCデジタル・リアルティの代表取締役社長である手塚万峰氏は、今回のデータセンター開設に関する意義を強調しました。「私たちの運営するデータセンターの規模が112MWに達し、国内市場において一層の発展を目指している」と語ります。今後も、MCDRはハイパースケールやコロケーションの需要に応えるために、大規模データセンターキャンパスの提供を続けるとしています。

さらに、取締役COOのクリストファー・ハン氏も、国内市場におけるデータセンター需要を視野に入れ、海外で進展するデジタルトランスフォーメーションにおけるハイブリッドクラウドの重要性を指摘しました。企業が新しいデータセンターの利用方法を模索する中で、MCDRは「PlatformDIGITAL」と称されるデータセンタープラットフォームを通じて、企業やクラウド事業者が必要とするサポートを提供し、より高付加価値のデータセンターを目指します。

データセンターは、これからのデジタル社会においてますます重要な役割を果たすと考えられたいます。MCDRは、この分野における先駆者として、技術革新とサービス向上に取り組み続けることでしょう。

MCデジタル・リアルティ株式会社は、三菱商事とアメリカ上場リートのDigital Realty Trust Inc.の合弁会社として2017年に設立されました。その強みは、大手クラウド事業者などが求める安定したインフラを提供する点にあります。今後のデータセンター業界の成長に寄与することが期待されています。

会社情報

会社名
MCデジタル・リアルティ株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-3-1東京虎ノ門グローバルスクエア12階
電話番号
03-3519-3500

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