AI沢みのり初公開
2025-04-03 13:41:17

金沢工業大学の新しいAIエージェント「AI沢みのり」がオープンキャンパスで初披露

金沢工業大学のAIエージェント「AI沢みのり」がオープンキャンパスで初公開



金沢工業大学 AIラボでは、AIエージェント「AI沢みのり」(えーあいざわみのり)の開発に取り組んでいます。このプロジェクトは、大学についてのあらゆる質問を音声で投げかけると、3DCGキャラクターが声で回答してくれる新しい試みです。2024年4月27日日曜日に行われるオープンキャンパスで、初めてこのエージェントが公開されることになりました。

「AI沢みのり」は、これまで就職相談コーナーで活動していた経験豊富な職員たちの代わりに、3Dアバターが質問に答える仕組みです。3Dアバターは情報工学科4年の山本航輝さんが制作しました。バックグラウンドには、大規模言語モデル(LLM:Large Language Model)や、検索拡張生成(RAG:Retrieval-Augmented Generation)と呼ばれる革新的な技術を使用しています。

このシステムは、ウェブページやデータベースなどの外部データからも学習するため、専門的な知識や情報も網羅しており、従来の大規模言語モデルが持つ限界を超えて、正確かつ自然な回答を実現します。

オープンキャンパスでは、扇が丘キャンパスの31号館2階にある中沢実研究室でデモ体験を行います。来場者は、6学部17学科の特長や入試制度、合格のポイント、さらには留学や海外生活、キャンパスライフ、イベント情報、卒業後の進路や就職活動、さらには最新の研究活動について音声で質問し、AIエージェントからの回答を体験できます。実際に音声認識を経て、3DCGキャラクターがリップシンクというCG動作に合わせて音声を出力します。学生目線での回答も実装予定ということで、よりリアルな体験が期待されています。

金沢工業大学では、今後「AI沢みのり」をオンラインでも展開し、より多くの人々がこの新しい技術を利用できるようにする計画を持っています。このAIエージェントは、単なる質問応答に留まらず、大学理解を深め、進学を考える高校生やその保護者に寄り添ったサポートを提供することを目指しています。

この技術は、これからの教育現場においても新たな可能性を開き、学びのスタイルを革新するかもしれません。オープンキャンパスに参加して、実際に「AI沢みのり」に会ってみてはいかがでしょうか。新しい技術と人間のインタラクションがどのように進化するのか、ぜひその目で確かめてください。


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