バイオームが2025年大阪・関西万博で生物多様性を考える
2025年、大阪で開催される関西万博では「地球の未来と生物多様性」をテーマに、いくつかのイベントが予定されています。その中で、京都大学出身のスタートアップ企業バイオームが注目を集めています。この企業は、生物多様性を可視化するためのアプリ「Biome(バイオーム)」を開発し、社会全体に生物多様性の重要性を伝える活動を行っています。
大阪・関西万博での活動内容
バイオームは、万博開催中のテーマウィークに合わせて、合計4つのイベントを通じて取り組みを紹介します。これらのイベントは、今後の生物多様性に対する理解を深めるための貴重な機会を提供します。具体的には、子ども向けの体験型ワークショップやビジネスとしての生物多様性を考えるシンポジウムまで、様々な角度から生物多様性の重要性について論じます。
登壇予定のイベント
1.
木を植える人を育てる:インドネシア×日本環境インターンシップの挑戦
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日時:2025年9月19日(金)16:00~18:00
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会場:インドネシアパビリオン内カフェエリア
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共催:公益財団法人SOMPO環境財団/ 公益社団法人日本環境教育フォーラム
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参加方法:招待者のみ
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2.
シンポジウム:Nature Positive Baton
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日時:2025年9月23日(火)14:00~18:15
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会場:フューチャーライフゾーン フューチャーライフヴィレッジ
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企画:三菱総合研究所
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参加方法:現地参加(予約不要)
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3.
AIと協力した、自然と人間が共に成長する未来とは?
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日時:2025年9月27日(土)14:00~16:00
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会場:テーマウィークスタジオ
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主催:シェイプ・ニューワールド・イニシアティブ
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参加方法:事前予約
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4.
いきものって面白い!君も今日からEARTH SAVER!
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日時:2025年9月28日(日)14:20~16:00
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会場:テーマウィークスタジオ
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参加方法:事前予約
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これらのイベントを通じて、バイオームは生物多様性の重要性を一般市民に訴え、生物への関心を高めることを目指しています。
「Biome」アプリの機能
バイオームの開発したアプリ「Biome」は、ユーザーが身の回りの生物を観察し、その情報を共有することができるツールです。このアプリは、生物多様性を理解するうえで非常に印象的なデータを提供します。2025年9月時点で、このアプリのダウンロード数は120万を超えており、ユーザーが集めた生物に関するデータがリアルタイムで蓄積されています。これにより、国内最大級の生物分布ビッグデータが形成されており、研究やビジネスにとっての重要な資源となっています。
共同プロジェクトの展開
また、バイオームは、著名なプロデューサー河森正治氏が企画した「いのちめぐる冒険」パビリオンにサプライヤーとして参加しています。万博開催中に「みわけランド」というプロジェクトを行い、参加者が目の前の生物の名前を学ぶ体験を提供します。これを通じて、生物多様性に対する関心をさらに高め、新たな生態学的データの収集を目指します。これらの取り組みは、生物多様性をビジネスとして実現するための先進的な試みとして注目されることでしょう。
企業の背景
株式会社バイオームは、2017年に設立され、生物多様性の保全を社会の常識とすることを目標に活動しています。アプリ以外にも、生物調査支援ツール「BiomeSurvey」や、生物多様性可視化サービス「BiomeViewer」など、多岐にわたるサービスを提供し、ニーズに応えています。これからも、バイオームの活動から目が離せないでしょう。