音楽でつながる地域
2018-01-25 11:01:11

地域と音楽が交差する新プロジェクト「SLICE OF CITY」始動!

「SLICE OF CITY」プロジェクト始動



地域とアーティストをつなげる新たな試み、「SLICE OF CITY」が始まりました。第一弾として、長野県の諏訪市を舞台に、若手バンド「雨音コンプレックス」が参加したミュージックビデオ(MV)が公開されました。地域助けとアーティスト支援、両方を目指すこのプロジェクトがどのような背景から生まれたのか、そしてその内容を深掘りしていきます。

プロジェクトの背景



最近、日本の地方都市は高齢化や人口減少に直面し、地域振興が難しい状況にあります。一方、音楽業界ではアーティストのプロモーション方法が変わり、CDから映像コンテンツへのシフトが進んでいます。特に、インディーズアーティストや新しい才能を持つバンドにとって、質の高いミュージックビデオ(MV)を制作することは大きなハードルです。一般的なライブの収益はすぐに消えてしまい、経済的な余裕がない中で創作活動を続けることは簡単ではありません。

そのため、SLICE OF CITY PROJECTは、音楽と地域社会を融合させることにより、この両方の課題を同時に解決しようという試みです。プロジェクトを通じて撮影されたMVは、地方の美しさを映し出し、地域の魅力を再発見する機会を提供します。

ミュージックビデオの制作



プロジェクトの特異な点は、地方都市で撮影されるミュージックビデオが「街と音楽」をテーマにした24時間の限られた時間内で撮影されることです。基本ルールは「1カット1秒」。つまり、240カットを24時間以内に撮影し、それを繋げて4分間の映像を作成します。この手法によって、街の昼夜や光と影、さまざまな人々や文化が描かれ、映像は地域の特徴を強調します。

アーティストは、編集された映像を見ながら240秒の楽曲を制作。町の雰囲気を音楽で表現する挑戦を行いました。このような形で、地域の持つ不条理な美しさや魅力を音楽で伝える方法として最も適したアプローチだと言えます。

参加アーティスト「雨音コンプレックス」



本プロジェクトの第一弾には、東京都を拠点に活動する「雨音コンプレックス」が名を連ねています。彼らは2015年に結成されたバンドで、平均年齢は20歳。バンドはエミーリンゴ(Vo.Gt)、おかだ(Gt.Cho)、きゅあかりたん(Ba.Cho)、タンザワ リナ(Dr.Cho)の4人から成り、「90年代のポップロック」を現代風にアレンジした音楽スタイルが特徴です。

雨音コンプレックスのコメント



リーダーのエミーリンゴは、諏訪の人々との交流から多くを感じ取り、プロジェクトに参加したことに感謝を述べています。彼女は「このMVを通して、諏訪の街とその人々の温かさを伝えたい」と語っています。また、「何もないと思われがちな景色の中にも、その町にしかない魅力が潜んでいることを感じてもらえれば嬉しいです」とも述べました。

結論



「SLICE OF CITY」プロジェクトは、地域の活性化と音楽アーティストを応援する意義ある活動です。今後の展開によって、日本各地のさらなる魅力を発見し、地域との結びつきを強化することが期待されます。雨音コンプレックスのMVがきっかけとなり、音楽と地域が強く結びつく新たな波が訪れることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社シーディング
住所
東京都八王子市台町2-8-20
電話番号
03-6300-5415

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