低酸素環境の脳機能への影響を科学的に探る
リジェネソーム株式会社と株式会社FastNeuraが共同で進める新たな研究が、脳科学の可能性を広げる注目のプロジェクトとしてスタートしました。両社は、低酸素環境が認知機能に及ぼす影響を脳波計測を通じて評価することで、科学的な成果を目指しています。
研究の背景と目的
リジェネソームは「老化による課題をバイオテクノロジーで解決する」というミッションを掲げ、その先進的なアプローチでロンジェビティ分野を牽引しています。彼らは従来の治療法に限界を感じ、食事や運動、医療を組み合わせた多領域介入を推進。これにより、効果を計測可能にすることを目指しています。
本プロジェクトの拠点は、高輪ゲートウェイに位置する高輪ロンジェビティラボです。ここでは、東北大学と協力しながら、低酸素環境がもたらす多様な影響を研究しています。今回の研究では、脳波計測という客観的手法を用いて、低酸素環境が脳の認知機能に与える効果を明らかにすることを目指します。
FastNeuraは、東京大学医学部発のスタートアップで、生体データ解析とAI技術を駆使した神経適応型AIプラットフォーム「Sync」を提供しています。彼らの専門知識と技術力を活かし、この変革的な研究が行われるのです。
研究内容の詳細
本研究では、被験者に対して低酸素環境への曝露を実施し、その前後での認知課題(N-backタスク)のパフォーマンスを評価。脳波信号の変化とタスク精度の関連性を解析します。この過程では、Open BCI Cyton Boardと呼ばれるデバイスを使用し、脳波を非侵襲的に計測。貼り付け型の電極を利用して、様々な脳波を記録します。
計測環境と方法
計測は、前頭部と右鎖骨に電極を設置。参照電極と接地電極は耳の周辺にセットします。この方法により、正確な脳波データが収集でき、認知機能の変化を明確に捉えることが可能になります。
今後の展望
リジェネソームはこの研究を通じて、低酸素環境が脳機能に与える影響をしっかりと証明し、オフィスウェルネスや認知機能改善プログラムに活用する考えです。さらに、ナノ粒子技術を用いた脳への成分送達技術や、エピジェネティック時計による老化度測定との組み合わせを通じて、パーソナライズされた介入プラットフォームの構築を推進していく予定です。
このように、FastNeuraの脳波計測技術とリジェネソームの先進研究が連携することで、科学的エビデンスに基づいた次世代の脳機能再生ソリューションが実現されようとしています。これからの展開に期待したいところです。
会社概要
FastNeura株式会社について
- - 所在地:東京都文京区本郷6丁目25番14号
- - 代表者:代表取締役CEO 水口成寛
- - 設立:2024年
- - 事業内容:ニューロテックとAIによる認知拡張技術の研究開発
- - URL:FastNeura公式サイト
リジェネソーム株式会社について
- - 所在地:東京都港区高輪2-21-1 THE LINKPILLAR 1 NORTH 6F LiSH
- - 代表者:代表取締役 佐久間善太郎
- - 設立:2024年7月12日
- - 事業内容:老化に関連した課題をバイオテクノロジーで解決するロンジェビティテック事業
- - URL:リジェネソーム公式サイト