九州歯科大学の北村教授、理事長に就任
この度、公立大学法人九州歯科大学の北村知昭教授が、令和7年4月1日付で日本歯科保存学会の理事長を務めることになりました。この学会は、創立から70周年を迎える歴史ある機関であり、歯の健康維持を目的とした研究と教育に特化した様々な専門分野を持っています。
日本歯科保存学会の役割と歴史
日本歯科保存学会は、歯を抜くことなく患者が自分の歯で噛むことができるよう、治療方法を研究する団体です。その専門分野は、保存修復学、歯内療法学、歯周病学と多岐に渡ります。これらの知識を持つ専門家が集まり、歯の保存と機能の維持に貢献しています。特に、歯の保存は一生涯にわたる大切なテーマとして位置づけられています。
北村教授が注目される背景
北村教授は、九州歯科大学の口腔保存治療学分野を専攻し、その治療に関する研究を進めてきました。人生の各段階において歯が健康で機能し続けることが重要で、そのためには高い技術と知識が必要とされています。若者から高齢者まで、すべての人々の歯を守るため、臨床と研究の両面からアプローチしています。
理事長就任までの道のり
北村教授の経歴は輝かしく、特に25歳の頃から日本歯科保存学会に所属しており、学術大会での発表などで得た経験があります。令和2年からは歯科保存専門医の制度設計に関わり、令和5年には副理事長に就任しました。複数の役割を果たす中で、研究や教育の発展を目指してきました。
教育と研究への意欲
北村教授は「歯科医学を楽しむ」をテーマにし、患者だけでなく、若手研究者の成長も重視しています。彼は、今後ますます研究や教育の場を増やし、国際的な交流を深めたいと考えています。また、昨年に歯科保存専門医が広告できる専門医制度として認定されたことを踏まえ、確立した運用に努めていく旨を表明しました。
九州歯科大学の役割
九州歯科大学は、日本唯一の公立大学として、全国の歯科医療界において重要な位置を占めています。地域に根付いた医療を通じて、学生や地域住民に最大限の「口の健康」を提供することを使命としています。これからも、歯の保存に関する研究と実践を通じて、健康促進に寄与していくことでしょう。
教授への連絡は、九州歯科大学、口腔保存治療学分野に問い合わせれば可能です。