太陽油化の新技術
2021-11-16 12:58:49

廃棄物処理の未来へ!太陽油化がエコプロ2021で新技術を発表

廃棄物処理の未来を変える新技術



2021年12月、東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2021」において、株式会社太陽油化が新たな廃棄物処理技術を発表しました。廃棄物のリサイクルと環境保護を同時に実現するその技術によって、持続可能な社会への道が開かれます。

汚泥から生まれた「東京8」



特に注目されたのは、汚泥から作成されたサーキュラーエコノミー型微生物製剤「東京8」です。生活排水や厚い汚泥が持つ有機物の特性を利用し、微生物の力を借りて地面作りに活用します。この製品は、土壌中のバクテリアを活性化させる効果があり、作物の生産性を飛躍的に向上させることが実証されています。国内外で既に多くの農家から、効果に関する肯定的なフィードバックが寄せられているのです。

「東京8」を使用することで、一部の農家では生産性が2倍になったとの報告もあり、今後さらなる普及が期待されています。

使用済みエンジンオイルから作る「エシカル重油」



続いて、太陽油化が開発したもう一つのエコ技術が、使用済みエンジンオイルを原料にした燃料油「エシカル重油」です。この燃料は、従来のA重油に代わる洒落た選択肢であり、化石燃料の依存度を削減し、燃焼時のCO₂発生量も大幅に減少します。2019年に販売を開始して以来、エシカル重油は約832トンのCO₂削減に寄与しており、これは年間で約6万本の杉が吸収する二酸化炭素の量に相当します。

エコプロ2021の詳細



開催されたエコプロ2021は、2021年12月8日から10日まで行われ、多くの企業や団体が参加しました。太陽油化は小間番号3-031に出展し、新たな技術について多くの来場者に説明を行いました。太陽油化の取り組みは、単なる廃棄物処理に留まらず、地域社会や環境に対する責任を強く意識したものとなっています。

未来を見据えた取り組み



太陽油化は、12月9日に「東京8」をテーマにしたウェビナーも開催する予定です。インドネシアでの栽培実験の成果について話し合い、さらなる展開を目指しています。日本国内にとどまらず、グローバルに広がる太陽油化の取り組みは、持続可能な環境を構築するための重要な一歩となるでしょう。

会社概略



株式会社太陽油化は1970年に設立され、東京を拠点に産業廃棄物処理業やエシカル重油の製造販売を行っています。また、危険物の施設メンテナンスや、サーキュラエコノミー商品の販売も行っており、環境と経済の共生を目指す企業として成長を続けています。

未来の廃棄物処理が如何に進化していくのか、太陽油化の技術に期待が寄せられています。彼らの取り組みを通じて、より良い社会が築かれることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社太陽油化
住所
東京都板橋区三園2-12-2
電話番号
03-3938-0022

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