国内初のNewSQLデータベース「TiDB」解説書発刊
PingCAP株式会社から、2025年5月7日に待望の著書「TiDB実践入門 ── RDBMSのスケール課題を解消するNewSQL」が発刊されます。この書籍は、国内初のNewSQLデータベースであるTiDBの基本から利用方法まで、幅広い内容を網羅しています。
TiDBの重要性
TiDBは、分散型のNewSQLデータベースとして、多くの業界で導入が進んでいます。特にゲーム、金融、Eコマースなど、ミッションクリティカルなシーンでも支持を集めており、全世界で3,000社以上の企業に採用されています。TiDBは、SQLを利用してデータにアクセスできる点が特長で、MySQLやPostgreSQLとの互換性も持ち、データベースの運用上のニーズに応える力を持っています。
書籍の内容
本書は、以下のような内容で構成されています。
第1章:TiDBとは
TiDBの基礎理解をします。
第2章:TiDBの詳細
TiDBを構成する各種コンポーネントに焦点を当てます。
第3章:TiUPを使用したTiDBの構築
TiUPを活用した具体的な構築手順を解説します。
第4章:Kubernetes環境へのTiDBの構築
TiDB Operatorを用いてKubernetes上にTiDBを構築する方法を紹介。
第5章:TiDB Cloudの利用
運用負荷を軽減するためのマネージドサービス、TiDB Cloudの利点を解説します。
第6章:TiDBのデータ運用ツール
データ移行や運用に役立つツールを紹介。
第7章:TiDBを便利に使うためのテクニック
使いこなしを助けるテクニックを習得します。
付録:逆引きコマンド集
良く使うコマンドを整理し、すぐに参照できる集を提供。
著者について
著者の長谷川誠氏はインフラエンジニアとして多くの経験を持ち、クラウド移行プロジェクトやハイブリッド環境構築において豊富な実績があります。また、監修を担当した本多康夫氏は、データベースのスペシャリストとして広く知られており、サポート業務や新技術の普及にも力を入れています。
TiDBの未来
TiDBは、クラウドネイティブ技術やAIとの連携にも力を入れており、特に「Chat2Query」などの先進的な機能が注目されています。この自然言語クエリジェネレータは、AIによるデータ処理の新たな可能性を示しており、ユーザーのインターフェースを改善する助けとなるでしょう。
まとめ
本書を通じて、多様なインフラニーズに応えるTiDBの使用方法を学ぶことができ、実運用への応用が期待されます。データベース運用に興味のある方は、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。
書籍は全国の書店やオンライン書店で購入可能です。価格は3,740円(税込)で、ISBNは978-4-297-14832-4です。
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