タイ進出支援の新たな選択肢「THAIDESK」
2025年9月18日、タイ・バンコクに本社を置くMediator Co., Ltd.が、日本企業のタイ進出を支援する新サービス「THAIDESK」を開始しました。このサービスは、特に中小企業やスタートアップをターゲットにしており、国際展開を目指す企業を後押しします。タイ国での市場開拓の第一歩を踏み出すための重要なツールとして注目されています。
THAIDESKの概要
THAIDESKは、情報収集や現地パートナーの探索から業務拠点の提供に至るまで、ワンストップで支援を行います。特に、出張ベースでは得られないリアルタイムの情報や協業機会を捉えることができる点が大きな魅力です。日本企業がタイの迅速なビジネス環境に適応する手助けをすることで、商機を逃すリスクを減少させます。
サポートする理由と背景
在タイの日系企業は年々増加しており、2024年度には6,083社を超える見込みです。これに伴い、独自の技術やサービスを活用して海外展開を目指す中小企業やスタートアップが増加しています。しかし、タイ進出にはいくつかの障壁が存在します。例えば、駐在員事務所では営業活動が行えず、法人設立にはタイ人株主が必要です。
さらに、タイ投資委員会からの恩典を得るには、一定の投資額が求められます。これらの制約は、多くの企業にとってハードルとなっています。THAIDESKは、これらの課題を解消し、スムーズなタイ進出を実現するために設計されています。
サービス内容
THAIDESKの強みは、日タイ双方の商習慣に精通した現地コーディネーターによる市場調査やパートナー開拓をしっかりサポートしてくれる点です。加えて、バンコクに設けられた業務拠点を利用することで、企業は雇用や拠点設立を行わずにタイ市場にアクセスできるのです。
実際の利用企業の声
実際にTHAIDESKを利用している企業の声を紹介します。株式会社アルガルバイオは、タイの発電事業者と提携し、微細藻類によるCO2固定化技術の共同研究に着手しました。担当者は、「現地パートナーとの連携が不可欠で、THAIDESKのおかげでアクセスが広がった」と語っています。
また、ハドラスホールディングス株式会社は、自社の技術を現地で推進するためにTHAIDESKを活用しています。現地情報が精確に伝わってくるため、タイ市場を深く理解することができ、ビジネスチャンスを確保しています。
日本支社の設立
さらに、Mediatorは2025年9月18日、日本に支社を設立しました。この支社は、日本のスタートアップや自治体との連携を強化し、THAIDESKのサービスをさらに拡充させる役割を果たします。
お問い合わせ
THAIDESKに興味がある企業は、以下の情報を参考にお問い合わせください。担当者は日本語に対応しており、直接的なコミュニケーションが可能です。
担当者:辰巳(たつみ)/ Thitisan(ティティサン)
電話:+66-2-392-3288(日本語)
* メール:
[email protected]
最後に
日本企業がタイ市場に進出することは、数多くのチャンスをもたらします。THAIDESKは、その一助となることを目指しており、企業の成長を支える重要なサービスとして今後益々の活躍が期待されます。