三菱化工機が販売開始の小型遠心分離機「LABOCENT™」
三菱化工機株式会社(代表取締役:田中利一)は、分離機器の分野で常に革新を追求し続けています。その中でも特に注目されるのが、小型分離板型遠心分離機「LABOCENT™」の販売開始です。2026年1月20日から提供され、この機器は研究開発やパイロットスケール向けに特化したデザインが施されています。
LABOCENT™の特徴
「LABOCENT™」は、ターゲットとして研究開発の現場を念頭に置いて設計されたオールインワンユニットです。従来の分離機は、分離操作を行うために別途多くの機器を用意する必要がありましたが、この小型ユニットではポンプや制御バルブ、センサーなど必要なすべての要素を一体化しています。今回の製品は、特にテスト環境における準備時間を大幅に短縮することを目指しています。
また、LABOCENT™のサイズはD360mm×W530mm×H555mm、重量は70kgで、可搬式のため簡単に移動させることが可能です。この小型化によって、実験室に置いても場所を取らず、必要に応じて他の場所で使用することができます。計画している展示会「第40回ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展」では、この機器の実機を初めて見られる機会も提供される予定です。
技術的なスペック
「LABOCENT™」の主な仕様は以下の通りです:
- - 寸法:D900×W640×H1550mm(ユニット全体)
- - 標準処理量:1.3L/min
- - 処理液密度:1.3g/cm3以下
- - 最大遠心力:10,000G
- - 接液部材質:耐食性の高いステンレス鋼
- - モーター出力:0.75kW
- - 電源:三相AC200V(60Hz/50Hz)
この技術革新により、揮発性溶剤や高比重液にも対応可能で、5L程度の少量サンプルでも処理ができる点が大きなアドバンテージです。さらに、すべての接液部がステンレスで設計されているため、耐久性にも優れています。
導入の背景と今後の展望
三菱化工機の「三菱ディスクセパレータ」は、80年以上にわたり多くの納入実績を持つベストセラー分離機です。現在、この技術は船舶用燃料油や潤滑油だけでなく、化学や電子材料の分級、持続可能な航空燃料の原料供給における藻類の濃縮、廃食油の精製など、幅広い分野に利用されています。
今後、三菱化工機は「LABOCENT™」を通じて新しい用途の開拓と販売拡大を図っていく方針です。この動きはSDGsの目標に貢献するものでもあり、環境への配慮を持った持続可能な技術開発に寄与することが期待されています。特に、エネルギーのクリーン化や産業の技術革新を目指し、今後の活動に全面的に注力していく予定です。
私たちも、この新たな技術の展開に目を光らせ、三菱化工機の未来の進展を見守りたいと思います。