日本初のデットファンド
2022-05-24 15:10:01
日本初のスタートアップ専用デットファンドが資金調達を革新!
日本初のスタートアップ専用デットファンドの設立
日本を代表するスタートアップ企業の資金調達環境に新たな風が吹き込まれています。SDFキャピタル株式会社は、独立系デットファンド「スタートアップ・デットファンド1号投資事業有限責任組合」を設立しました。これは、日本初となるスタートアップに特化したデットファンドです。このファンドは、2022年5月20日に初めてのクロージングを迎え、スタートアップの成長に必要な資金調達の選択肢を増やすことを目指しています。
スタートアップ・デットファンドの目的
スタートアップへのデットファイナンスは、エクイティ投資と銀行融資との間の柔軟な資金調達手段として、企業の成長を支援します。その背景には、国内外のスタートアップエコシステムにおける資金調達ニーズの多様化があります。特に、アメリカと比べて日本のスタートアップ企業の数が少なく、企業価値の大きな差が存在することが際立っています。SDFキャピタルの設立したこのファンドは、そのギャップを解消し、スタートアップにとって使いやすい資金調達の手段を提供します。
社会的背景と必要性
最近の経済団体の「スタートアップ躍進ビジョン」にもあるように、スタートアップの成長には柔軟な資金調達の仕組みが必要不可欠です。国内の資金調達は急増しているものの、既存の融資手段では対応できないニーズがあるため、新たな金融モデルが求められています。特に、資金調達環境の改善やベンチャーデットの促進が重要視されています。
初回クロージングの成果
2022年5月20日には、初回クロージングが成功裏に行われ、株式会社紀陽銀行やマネーフォワードをはじめとする数社が出資しました。このファンドは、最終的に最大50億円の資金調達を目指しており、春に最終クロージングを予定しています。
ファンドの特徴
スタートアップ・デットファンドは、国内のアーリーからミドル、レイター段階にあるスタートアップを主な対象としています。ファンドの運営は、SDFキャピタル株式会社およびその出資パートナーであるマネーフォワードシンカ、株式会社WARCによって行われ、各社のネットワークと経験が活かされます。これにより、より効果的かつフレンドリーな融資が提供されることを目指しています。
代表者の想い
代表取締役の福田拓実氏はこのファンドの設立にあたり、「スタートアップが多様な選択肢を持ち、企業価値向上に貢献できる仕組みを作りたい」との強い思いを語っています。また、共同創業者の一人である光井香織氏も、資金調達の幅を広げることでスタートアップの成長を加速したいと述べています。コミットメントを持った経営陣が揃うSDFキャピタルは、今後の成長が非常に楽しみです。
まとめ
スタートアップの成長にかかせない資金調達環境の整備が進む中、新たに設立された「スタートアップ・デットファンド」はその一翼を担います。日本のスタートアップエコシステムにおける画期的な試みとして、今後も注目が集まることでしょう。
会社情報
- 会社名
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SDFキャピタル株式会社
- 住所
- 東京都品川区上大崎2-25-2新目黒東急ビル9階
- 電話番号
-
03-6417-9772