日本最大級の古書市、ABAJ国際稀覯本フェア2020
古書ファンならずとも注目すべきイベントが間もなく東京で開催されます。「ABAJ国際稀覯本フェア2020」が、3月20日から22日の間、東京交通会館にて開かれます。この古書市は、日本国内だけでなく、ニューヨークやヨーロッパなどからも多くの古書店が参加し、約5000点以上の貴重な古書が一堂に集まることが特徴です。
様々な歴史的価値を持つ古書たち
今回のフェアでは、最高価格が約2億円というコペルニクス著の洋書や、織田信長、武田信玄、豊臣秀吉らの書状が一冊にまとめられた『雲烟林』、そして全国的に人気の浮世絵の巨匠、葛飾北斎の作品『みやことり』など、歴史的価値が非常に高い古書が出品されます。これらは普段直に見ることができない貴重な品々であり、古書マニアだけでなく、多くの文学愛好家にとっても見逃せないチャンスです。
一方、極小の“豆本”の『かちかち山』や、小泉八雲がタピオカドリンクのレシピを載せた『クレオール料理』など、珍しい書籍も多数展示されており、一見の価値があります。これらの展示は、古書に興味がない方でも楽しむことができる要素となっており、「眺めて楽しい」、「買って楽しい」古書市として、多くの来場者を迎えることでしょう。
これまでの開催と予想される人気
このイベントは回を重ねるごとにその人気を拡大しており、2年前に開催された時には、約1000人のお客様が来場し大いに賑わいました。今回は特に浮世絵や妖怪・おばけに関連する古書が注目を集めると予測されています。
東京都千代田区の有楽町で行われるこの古書市は、春の3連休に合わせて計画されており、本好きな方はもちろん、文化に興味がある方々にとっても見逃せないイベントになるでしょう。ぜひ、この機会に日本の古書と世界の古書に触れてみてはいかがでしょうか。
イベント概要
- - 名称: ABAJ国際稀覯本フェア2020(英名: Tokyo International Antiquarian Book Fair 2020)
- - 主催: 日本古書籍商協会(ABAJ)
- - 日時: 3月20日(金・祝)12:00~19:00
3月21日(土)10:00~18:00
3月22日(日)10:00~16:00
- - 会場: 東京交通会館展示会場12階カトレアサロンA・B(東京都千代田区有楽町2-10-1)
- - 出品数: 約5000点(国内20書店、海外11書店より出品)
このように、ABAJ国際稀覯本フェア2020は、日本の古書の奥深さに触れる絶好の機会です。今後の文化的な交流や意義深い出会いを楽しみに、ぜひ訪れてみてください。公式ページでは最新情報を確認できますので、事前にチェックをお忘れなく!