熊本地震から10年、生活再建に向けた備えと防災の新しい形
2026年には熊本地震が発生してから10年を迎えます。あれから多くの方々が仮設住宅での生活を余儀なくされ、近年では大規模な地震リスクがさらに増大しています。南海トラフ巨大地震のリスクは30年以内に60~90%と言われており、私たちはこの現実を踏まえ、何を備えておくべきかを真剣に考える必要があります。
仮設住宅での生活の教訓
熊本地震の際、仮設住宅で生活していた多くの世帯が、必要な書類を準備することに苦労しました。仮設住宅の入居延長を選んだ世帯も多く、実際に2543世帯がその期間を延長しました。このような状況下で、今後の防災アプローチを模索することは重要です。
株式会社マスターロック・セントリー日本(MLSJ社)は、この教訓を基に「逃げ一択防災」という新しい防災の形を提案しています。これは単に避難道具を準備するだけではなく、日常の生活から大切なものを守るための考え方です。
新しい防災の考え方「置いてく防災」
「逃げ一択防災」は、通常は持ち運ばないが、いざという時に失いたくないものをどう守るかをテーマにしています。この取り組みでは、特に耐火・耐水性能を備えた金庫を使用し、大切な書類や貴重品を安全に保管することを提唱しています。これにより、避難時に貴重品を探すことなく、迅速な行動が可能になります。
耐火性能が1時間、耐水性が24時間の金庫は、自然災害から重要な書類を守り、生活再建に向けた手続きをスムーズに進めるために必要です。たとえば、罹災証明書を取得する際に必要な身分証明書や経済的な書類を、事前に金庫へ保管しておくことが推奨されます。
落ち着いた生活再建のために
さらには、日頃から使うアイテムを防災に役立てる「フェーズフリー」の考え方が注目されています。これは、日常生活の延長として災害への備えをすることで、より自然に備えることができる状態を目指しています。たとえば、キャンプでのアウトドア用品を災害時にも活用するなど、非常時だけの備えをするのではなく、普段の生活の中から実践していくことが提案されています。
また、生活再建にかかる時間を短縮するために、避難時に必要ないが、日常生活に復帰するために必要なものを事前に選別することも重要です。これは、災害時に頭を悩ませることなく、避難に専念することを可能にします。
結びに
震災から学んだ教訓は、私たちに大切なことを再認識させてくれます。防災は単なる準備ではなく、生活の一部として考えるべきです。今後、私たちの備えがどのように進化し、生活を守ることができるのか非常に楽しみです。MLSJ社が提案する新しい防災の考え方を参考に、日常生活の中から効果的な備えを取り入れていきましょう。