イノヴァ アート ビエンナーレ vol.01
中国のランファン市に位置するEnnova Art Museumにて、2024年10月27日から2025年5月7日まで、初の国際展『イノヴァ アート ビエンナーレ vol.01』が開催されます。本展は、世界24カ国から82組のアーティストが集結し、未来の多様な可能性を示すことを目的としています。
「多元未来」:展覧会のテーマ
本ビエンナーレは、「多元未来(Multiple Future)」というテーマのもと、多様な未来のビジョンを提示します。このテーマは、未来の多様性を探るとともに、マルチバースに関連する哲学的な世界観を包含しています。特に、音という抽象的な素材を通じて、アートと他のジャンルとの境界を意識した創造性が表現されます。環境問題や持続可能性にも重きを置き、観客に深い思索を促す内容となっています。
参加アーティストと作品
本展では、82組のアーティストが85作品を発表します。日本からの参加者を含む、アジアやヨーロッパ、アメリカなどからの幅広いアーティストがいます。特に注目されるのは、日本人アーティスト11人を含む、総勢91人の参加者で、女性アーティストも23人と多様性を重視しています。アーティストの中には、ジョン・ケージやヨーゼフ・ボイスなどの著名な名前もあり、音、テクノロジー、歴史、哲学など、様々な視点からアートの可能性を探求します。
この展覧会では、インスタレーションや没入型の作品、メディアアートなど、現代アートの多様な表現方法も試みられます。特に、音という非物質的な素材に焦点を当てている点が特徴的で、観客は視覚的だけでなく聴覚的にもアートを体験することができます。
Ennova Art Museum の魅力
Ennova Art Museumは、2019年に設立され、ランファン市に位置している非営利の美術館です。著名な企業家王玉錠氏によって設立され、近未来的なデザインが特徴の建物には、12,000平方メートル以上の展示スペースがあります。美術館は、アートギャラリーやコンサートホール、劇場など、多機能スペースとして地域文化の中心的な役割を果たしています。
展示概要
- - 名称: イノヴァアートビエンナーレ vol.01
- - 会期: 2024年10月27日 - 2025年5月07日
- - 会場: Ennova Art Museum(中国・ランファン市)
- - 主催: Ennova Art Museum、館長:張子康
- - キュレーター: Shen Qilan(中国)、Andrea Del Guercio(イタリア)、沓名美和(日本)
- - オフィシャルサイト: Ennova Art Museum
アクセスと問い合わせ
ランファン市へは、北京と天津からのアクセスが便利で、アート愛好者にとっても訪れやすいスポットです。今後の展覧会の詳細については、オフィシャルサイトもぜひご確認ください。