熊本の学生支援活動
2020-09-04 07:00:02

熊本県での学生支援チーム活動と復興を支える新たな取り組みの紹介

熊本県の学生支援チームが描く復興の道



新型コロナウイルスの影響が続く2023年、熊本県では令和2年から続く水害の復旧活動が新たな局面を迎えています。熊本県人吉・球磨地域では、依然として人手不足が深刻であり、市民たちは懸命に復興を試みているところです。そんな中、立ち上がったのが学生支援チームです。

新たな取り組み、学生支援チームの結成



令和2年の水害発生から2ヶ月が経過した2023年9月4日、熊本県内の復興活動は依然として続いています。熊本地震後、県外からのボランティアが多く支えてきましたが、コロナウイルスにより、今回の復興活動では県外からの支援が難しくなっています。この状況を受けて、学生たちは自ら立ち上がり、支援活動を始めることになりました。

その活動の核となるのが『学生支援チーム』プロジェクトです。夏休み中の学生に声をかけ、活動に参加することで得られる支援金や飲食チケットを用意。さらに全国に向けてクラウドファンディングを行い、2000万円の資金を集めることに成功しました。この取り組みは、アルバイト先の減少や飲食店の経営に影響を与える中、多くの問題を同時に解決する試みでもあります。

活動の実績と学生の情熱



活動は8月10日よりスタートし、すでに約250名の学生が参加しています。参加者は、友人に呼びかけたり、SNSを活用することで仲間を集めています。それによって、学生たちが自ら地域に貢献できる意義を感じ、多くが意欲的に活動に参加しています。

特にチームを引っ張っているのは、前元盾哉(東海大学2年)、鍵山航大(宮崎大学4年)、鬼塚悠輔(熊本大学4年)の3名です。彼らは現場のリーダーとして、参加者へのフォローアップや新たなメンバーの募集に積極的です。

交通手段の提供



学生たちは「被災地までの交通手段がない」という悩みを受け止め、募金活動を行い、資金を集めました。これにより、2020年9月7日から被災地と市内を結ぶマイクロバスの運行を開始しました。この取り組みは多くの学生を被災地に送り、作業の迅速化に貢献しています。

さらなる支援と未来への希望



未だ多くの地域では水や電気の復旧がままならず、片付け作業が続いています。熊本支援チームでは、これからも有償での学生受け入れ体制を整えていく方針です。参加を希望する学生は、熊本支援チームのウェブサイトで情報を得ることができます。

このように、熊本県の学生支援チームは、地域復興に向けて独自の道を切り拓いています。コロナウイルスとの戦いの中で、被災地支援の新たなモデルケースとして、今後の動向が期待されます。地域の未来を築くため、支援活動が長期にわたり続いていくことを願ってやみません。

会社情報

会社名
一般社団法人熊本支援チーム
住所
熊本県熊本市東区桜木3-1-26ディカーナビル1階
電話番号

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