大切な人への手紙を通じた思いを共に形にするコンテスト
第18回「つたえたい、心の手紙」コンテストが、株式会社くらしの友によって開催されています。このコンテストは、亡くなった大切な人への思いを手紙として表現することをテーマにしています。応募締切は2025年10月31日で、誰でも参加可能です。
コンテストの背景と目的
この取り組みは、故人への手紙を棺に入れる方々を見て、心の整理や悲しみを乗り越える助けになるのではとの考えから始まりました。2008年から毎年実施されており、今年で18回目を迎えるこのイベントには、年齢や性別を問わず幅広い層から1,000通以上の作品が寄せられています。累計の応募数は1万7千通を超えており、社会的にも大きな関心を集めています。
寄せられる手紙には、故人への感謝やお詫び、未来に向けた決意が込められています。このコンテストに参加した方々からは、「手紙を書いたことで心の整理ができた」といった声が多く、応募者にとっても癒しの一助となっています。
賞と応募作品の活用
本コンテストでは、金賞、銀賞、佳作などが選ばれ、特に金賞には賞金10万円が贈呈されます。また、入選作品は冊子にまとめられ、「つたえたい、心の手紙」入選作品集として2026年の春に希望者に配布される予定です。このように、入賞作は多くの人々に共有される機会を得ています。
昨年の受賞者の紹介
昨年の金賞には、神奈川県の高橋萌香さんが受賞し、彼女の手紙は「振り袖姿の私を見て大泣きしたおばあちゃんへ」と題されています。彼女は成人式の日に涙を流したおばあちゃんの姿を思い出し、感謝の気持ちや家族の複雑な歴史についても触れています。この作品は、故人との関係や思い出の大切さを再確認させてくれるものです。
応募方法と注意点
応募は、株式会社くらしの友のホームページからのオンラインエントリー、郵送、またはFAXで可能です。応募にあたっては、800字程度の手紙を書き、必要事項を別途記載する必要があります。手紙は未発表のオリジナルであり、実際に亡くなった方へのものに限られます。
まとめ
この「心の手紙」コンテストは、参加者が故人との思い出や感情を整理する貴重な機会となります。手紙を書くことで、悲しみを乗り越え、感謝の気持ちを形にする場を提供しています。ぜひ、多くの方々に参加していただき、心のこもった手紙を通じて故人への想いを届けてほしいと思います。応募方法や詳細は、公式ウェブサイトを確認してください。